制作担当者コメント

制作担当者・大崎プロデューサー

番組プロデューサー
大﨑雅之

取材を通して感じた
“熱い思い” と “鐵砲洲の粋”

鐵砲洲稲荷神社への取材は、
新型コロナの感染拡大が始まったばかりのおよそ2年前からでした。
「祭りは開きたい」「コロナという疫病を振り払いたい」と思う氏子さんの想いとは裏腹に、2年間にわたり前例のない対応を迫られました。厳しいコロナ対策を打ち立てながら、最終的に例大祭の開催を決定したのは開催まで2カ月を切った今年の3月下旬でした。そこには、感染予防対策した上で「どんな形でも神社の歴史を引き継がなければならない」という、氏子さんの熱い思いが込められていました。

神社関係者のみなさんに話を聞くたび、苦労の連続だっただろうと思いましたが、氏子のみなさんは決して苦労話を自慢話にせず “銀座の氏子”という自尊心を強く感じました。物腰は柔らかいのですが、やることは“銀座基準”。半纏一つとっても、しわが寄ったものを着ている人は誰一人いませんでした。
また、こども歌舞伎といっても、化粧、かつら、舞台に手を抜かず完璧なものを追い続ける。今回の作品ではストーリーだけでなく画面から見える“鐵砲洲の粋”の部分も見て頂きたいです。

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