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番組Pのひとりごと

私が三宅島とかかわりを持ったのは、2000年の夏。
シドニーオリンピックで高橋尚子さんがマラソンで金メダルを獲得した年でした。
6月26日、三宅島周辺を震源とする群発地震が始まり、7月8日に三宅島の中心部にある雄山が噴火。
報道局員だった私は取材で初めて三宅島に入りました。
三宅島どころか伊豆諸島にも行ったことが無かった私の初の「島」が三宅島でした。
当時、三宅島には羽田からYS-11を使った全日空機の定期航空路がありましたが、雄山からの火山灰の影響で三宅島空港に就航できず、その合間に着陸し、三宅島への最終便となった(初)YS-11で島に入りました。
この日からの取材の内容を話すと長くなるので、やめときます…

雄山が噴火してから25年。
その間、全島避難、避難先の学校、避難先の住宅、避難先での村のイベント、一時帰宅、避難指示解除→帰島、ずっと島民の姿を取材してきました。その後、制作局に異動し2017年から「日本の祭り」を8年間担当してきましたが、いつの間にか一区切りを迎える歳になっていました。

自身の“最後”の「祭り」は三宅で…との気持ちはありました。
島で1年追いかけるドキュメンタリー制作は、制作陣に迷惑をかけるばかりで難しかったのですが、スポンサー様や社内だけでなく、制作会社、村役場、島内の企業、島民の方々に後押しされ何とか「日本の祭り」の番組にすることが出来ました。本当にありがとうございました。
もう、直接お会いして番組完成のご報告をすることが出来ないのですが、取材中に大変お世話になった、佐久間辰己様、沖山卓士様、浅沼正長様、小島弘之様も多分、どこかで、笑顔で、ご覧いただけるかと思います。

改めて、この番組に関わった方へ感謝すると共に、2000年からの噴火災害でMXの報道に協力して頂いた三宅島民の皆様全員に御礼を伝えさせてください。
本当にありがとうございました。
取材風景
約10年前の取材風景
三池浜
2025年、同じ三池浜

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日本の祭りライブラリー
三宅村
三宅島観光協会