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雄山の噴火災害

2000年、雄山の噴火→全島避難。
三宅島は、2000年に雄山(おやま)が大規模な噴火を起こしました。
この噴火は島の住民に大きな影響を及ぼし、全島避難という異例の事態に至りました。

2000年6月26日夕方から三宅島南西部を震源とする地震が始まり、雄山では小規模な水蒸気爆発が発生。
以降、火山活動が活発化し、7月8日に本格的な噴火が始まりました。
8月にかけては地震活動も活発化、最大マグニチュードは6.5、最大震度6弱。
地震総数は約14,200回。震度5弱以上の地震は30回も発生しました。
その後も、火砕流、溶岩流、火山灰の降下、火山ガスの放出が続き、8月18日の噴火では、 大量の火山灰と火山弾が島全体に降りそそぎました。
雄山の噴火が続いたため、2000年9月2日、噴火の危険性と火山ガスの影響から、東京都は三宅島全住民(約3,800人)に対し避難命令を発令。
住民は東京本土や近隣の島々などに避難し、都などが用意した都営住宅や親戚宅などでおよそ4年半避難生活を続けました。
2005年2月1日、火山活動が鈍化し、観測体制や安全対策が整備されたことで避難指示は解除。
約2,500人(噴火前の人口の約3分の2)が帰島しましたが、若い世代(39歳以下)の帰島率は4~5割にとどまりました。

雄山は現在も火山活動が観測されており、気象庁による監視が続いています。
島民は今も火山との共生を模索しながら生活を続けています。

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