TOKYO MX（地上波9ch）朝の情報生番組「おはリナ！」。最新のトレンドを紹介する「はやリナ」のコーナーでは、現在進行中の“第4次サバブーム”に注目しました。
◆飲食店が増加、さらには多国籍化するサバ料理
現在、4度目の“サバブーム”の真っ只中です。全日本さば連合会によると、第1次サバブームは2013年。当時サバの美容効果が注目され、一時品薄に。さらには、サバサンドが大ブレイクしました。2016年には、それまで魚の缶詰でトップを走っていたツナ缶を超えて、サバ缶が生産量トップとなり第2次サバブームが到来。2021年の第3次サバブームでは、進化系のサバ缶が続々と登場しました。そして、第4次サバブームは2023年に始まり、今なお進行中です。
去年、荻窪にオープンしたさばめし専門店「リョウテにサバ 荻窪本店」では、ご飯の上に焼きサバの半身が乗ったどんぶり「さばめし」を提供しています。骨は1本1本抜いてあるため、身をほぐしてご飯と混ぜて豪快に食べるのがおすすめだとか。
そんなサバ料理を求めて訪れるお客さんたちに話を聞いてみると、サバの栄養価に期待する声が多数。では、実際サバは健康面でどんな効果があるのでしょうか。
イシハラクリニック副院長の石原医師は「サバは本当にタンパク質が豊富で、それは体を構成する上ですごく大事な栄養素。体を作る、体力を維持する、免疫力を維持する」と太鼓判を押します。さらには「血液をサラサラにするEPA・DHAがあり血圧も安定したり、あとは免疫のバランスを取ってくれるビタミンDが豊富で、風邪の予防にもなる。（サバは）栄養価の高い食材」と絶賛。
そんな栄養価の高いサバ。第4次サバブームのなかで、都内にサバ飲食店が増加。さらには、ワールド系グルメも急増しています。
例えば、テキーラバー「Gatito」では「サバタコス」。パエリア専門店「EL TRAGON」では「鯖パエリア」。ひき肉料理専門店「東京Qeema」では「サバガパオ」など、大きな広がりを見せています。
◆手軽に食べられる冷凍サバも大人気！
サバ料理の多国籍化が進む一方で、手軽に食べられる冷凍サバも人気です。実際、クックパッドが発表する2025年の食トレンド予測にも「冷凍サバ」が選出されています。
東京・北区にあるスーパー「アミカ 赤羽西口店」でも冷凍サバの売上が上昇中。以前と比べて、1.2～1.3倍の伸び率だとか。なかでも人気なのが「簡単クック骨なしさば60」。こちらは骨を全て手抜きで除去しており、全店で累計2万パックも売れているそうです。
また、こちらのスーパーでは、塩焼きや照り焼き、味噌煮など常時15種類前後の冷凍サバを取り揃えており、どれも自然解凍や湯煎するだけで簡単に食べることができるそうです。
日本人の食卓に長く親しまれてきたサバ。さまざまな形に進化するサバを楽しんでみてはいかがでしょうか。
＜番組概要＞
番組名：おはリナ！
放送日時：毎週月～金曜 7:00～8:00 ＜TOKYO MX1＞ （※番組終了）
番組Webサイト：https://s.mxtv.jp/variety/oharina/
