TOKYO MX(地上波9ch)朝の情報生番組「おはリナ!」。「ライプラ!」のコーナーでは、用途も形態も多様化している最新の“トランクルーム事情”を取り上げました。
◆気軽にもう一部屋…趣味の部屋としても使用可能!
約3年前からトランクルームにキャンプ用品や自転車、自転車のパーツなどを収納しているという男性。しかも、モノを収納するだけでなくトランクルームのなかで自転車のメンテナンスを行うなど、アウトドア好きの彼にとっていまやトランクルームは倉庫ではなく、好きなものに囲まれた趣味部屋のよう。「外に部屋がもうひとつできたような。マンションで一部屋増やすとなると引っ越さないといけないが、トランクルームは気軽に一部屋増やせる」とそのメリットを語ります。

一方、ある女性のトランクルームには、いざというときの防災グッズがたっぷり。自宅だけでなくトランクルームにも防災グッズを分散させており「地震があって家が壊れたら(自宅にある防災グッズが)使えなくなってしまうので、(トランクルームに保管すれば)家族全員安心できるのでいいのかなと。精神的にすごく助かっている」と実感を語ります。

このようにトランクルームの活用方法が年々多様化すると同時に、その市場規模も拡大。2008年は270億円ほどでしたが、2027年には1,000億円を突破する見込みです。トランクルームを運営しているエリアリンクの椿さんは「最近は住宅価格が非常に上がっていたりしてなかなか引っ越せない。(トランクルームは)単なる箱ではあるが、使い方は無限大。いろいろな使い方でどんどん拡大していくと思う」と今後の展望を語ります。

◆◯◯専用、体積でプランを決めるトランクルームも!
そうしたなか、用途を特化したトランクルームも生まれています。例えば、渋谷区にあるトランクルームは室内が薄暗くなっています。その理由は、ワイン専用のストレージスペースだから。光によってワインが劣化するのを防ぐため、中をあえて暗くしています。さらには入口も二重扉で中の温度や湿度を一定にキープ。最大で600本近くのワインをこだわりの環境で収納できるこちらはコアなワイン愛好家などから多く利用されています。

また、トランクルームという形態自体を変化させた企業も。エアトランクでは、約500平方メートルもある巨大な倉庫で利用者から預かったものを一括管理しています。同社の千木良さんは「我々の特徴は“体積計算”を用いており、預かったものの三辺を計測する。そうすると一点あたりの体積が出てくるので、お客様は預けた分の体積に応じて、必要なプランを選択できる」とサービス内容を解説。利用者はどれくらいの容量のものを収納するか、その体積でプランを選ぶ仕組みとなっています。

また、従業員が家まで無料で集荷に来てくれるため、利用者は収納したいものを玄関口で預けるだけ。何よりゴルフバッグや季節家電など積み重ねるのが難しい形のものも自分で収納する必要がないため、デッドスペースなどを気にする必要もありません。利用者は「整理ができない人間は効率的なスペースの使い方ができない。収納が考えられていないものをお任せできるのが嬉しい」と話していました。

<番組概要>
番組名:おはリナ!
放送日時:毎週月~金曜 7:00~8:00 <TOKYO MX1> (※番組終了)
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/variety/oharina/





