本格派なのにリーズナブル!素材や釜にこだわり店内調理、第4次ピザブームを牽引する“スーパーのピザ”の魅力

2025.10.10(金)

06:50

TOKYO MX(地上波9ch)朝の情報生番組「おはリナ!」。最新のトレンドを紹介する「はやリナ」のコーナーでは、第4次ピザブームを牽引する“スーパーのピザ”を取り上げました。

TOKYO MX(地上波9ch)朝の情報生番組「おはリナ!」。最新のトレンドを紹介する「はやリナ」のコーナーでは、第4次ピザブームを牽引する“スーパーのピザ”を取り上げました。

◆第4次ピザブーム! 今、スーパーのピザが熱い!

日本のピザブームを振り返ってみると、第1次ピザブームは1971年から。当時、ファミリーレストランのメニューにピザが登場し、一躍人気になりました。続いて1985年には宅配ピザが上陸し、第2次ピザブームが到来。さらに、1995年頃から本格的なナポリピッツァのお店が増えて、第3次ピザブームに。そして今、第4次ピザブームとしてピザ市場が盛り上がっています。

関東を中心に展開しているスーパーマーケット「オーケー」でも店内でピザを販売しており、それらは全て店内で手作り。生地には高級パン用の小麦「ビリオン」を使用し、専用のオーブンで焼き上げるなど本格的。

「ただいま手作りピザが焼きあがりました!」とともに、できたてのピザが店頭に並ぶと飛ぶように売れていきます。

味はもちろん価格も大きな魅力で、例えば「手作りチェリートマトのマルゲリータピザ」は約30㎝のホールで498円(税抜)。

さらに、4分の1にカットされた「カットピザ」も人気で、その価格は129円(税抜)と大変リーズナブルになっています。

なぜスーパーで本格的なピザを低価格で売り出すことができるのか。担当者に聞いてみると「ついで買いができるということ。注文を入れたり、取りに行ったりがなく、他のお弁当を買うついでだったり、お昼ご飯、夕飯を買いに来たついでに焼きたてのピザをその場で選べるというのが利点」と言います。

このようなピザはオーケーだけでなく、他のスーパーマーケットでも販売しており、スーパーのピザが第4次ピザブームを牽引しています。

その背景をピザの普及を進めるピザ協議会の会長・神谷さんに伺うと「宅配ピザよりも手頃な価格で提供できるインストアベーカリーのピザが集客力を集めている。バリューのある価格帯で販売され、かつボリューム感もある。非常に高品位もあってコスパの良さ、それから手軽に即食できるタイパの良さが評価され売れている」と分析していました。

◆オリジナリティ溢れるドン・キホーテのピザ

ディスカウントストア「ドン・キホーテ」でも独自のピザ、オリジナルピザブランド「TOROLISTA(トロリスタ)」を販売し、人気を博しています。こちらはたっぷりのチーズと具材が特徴で、店内のポップにはボリューム満点の食品で知られるドン・キホーテならではの「チーズ2倍!」、「チーズ4倍!」、さらには「1ポンドチーズ!」との文字が。

商品開発担当の小野さんによると、ドン・キホーテのピザのコンセプトは“チーズのおいしいピザ専門店”とあって、特にチーズには力を入れているよう。

ドン・キホーテでもピザは全て店内調理、手作りで「ピザを焼くポイントとして非常に高い温度で焼くことが重要になってくるので、本場の薪窯を再現できるような電気石釜を使用している」と小野さん。この釜を使うとたった90秒で焼き上がり、生地の水分をあまり飛ばさず、外はカリッと、中はもっちりとした食感になるそうです。

価格は約30㎝ホールの「香ばし厚切りチキンの濃厚照り焼きピザ」が798円(税抜)。お客さんからも「宅配ピザの半額だと思うので全然アリ」と好評です。

また、カットされたピザ「溢れる至福のカットピザシリーズ」(298円(税抜))も販売されていますが、そこにもドン・キホーテらしさが。小野さん曰く、通常のカットピザはどこのスーパーにもあるため、具材を大幅に増量することで差別化。「具材が当社比で250%。僕らはオリジナリティを求め、具材もたっぷり乗せたカットピザを販売している」と話していました。

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<番組概要>
番組名:おはリナ!
放送日時:毎週月~金曜 7:00~8:00 <TOKYO MX1> (※番組終了)
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/variety/oharina/

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