残暑長引き“四季”から“五季”へ!「まだ暑いけど、秋を感じたい」広がる新たなライフスタイル

2025.09.30(火)

06:50

TOKYO MX(地上波9ch)朝の情報生番組「おはリナ!」。「ライプラ!」のコーナーでは、長期化する残暑の期間を「五季」として捉える動きを取り上げました。

TOKYO MX(地上波9ch)朝の情報生番組「おはリナ!」。「ライプラ!」のコーナーでは、長期化する残暑の期間を「五季」として捉える動きを取り上げました。

◆長引く残暑が生んだ新季節「まだなつ」

近年、秋の訪れが遅くなっています。9月は日中でも30℃以上の厳しい残暑が続き、本格的な秋が待ち遠しいと感じる方も多いのではないでしょうか。気象庁のデータによると、都心の9月の平均気温は年々上昇傾向にあり、2021年と比較すると今年は4度以上も高くなっています。

こうした気候の変化を受け、“年々長期化する夏”に各業界が商機を見出しています。

先日、東京・表参道では「まだなつ食堂」というイベントが開催されました。看板には、夏と秋の間に「まだなつ」の文字が。

店内で提供されたのは、夏の定番・冷やし中華。しかし麺の上に乗っていたのは、かぼちゃやレンコンなど秋の食材です。訪れた人からは「夏の料理は飽きてきているので、かぼちゃが入っているのは新鮮でなるほどと思いました」「夏と秋のいいとこどりをした料理は新しいですね」と好評でした。

この「まだなつ食堂」は、大手食品メーカーの味の素が残暑の長期化を踏まえ、新しいメニューを紹介したイベントです。味の素の調査では、夏の長期化によって約8割の人が「秋の味覚を食べる機会が減った」と感じ、9割以上が「暑い日の料理のレパートリーに困る」と回答しています。

同社の三科さんは「9月から10月初旬は暦の上では秋ですが、30℃や35℃を越える日もある。この季節を五番目の季節『まだなつ』と名付け、秋の味覚の食材を夏の定番レシピで楽しむプロジェクトを行っています」と説明します。

同社では秋鮭やさつまいもといった秋の食材を使いつつ、暑い日でも作りやすく食べやすい“まだなつレシピ”を開発し、ホームページやレシピ本で紹介しています。三科さんは「暑い日が続くと調理意欲が下がってしまう生活者が多いということで、夏でも(和風だしを)使いたいと思うようにすることが課題であり、機会があると考えている」と明かします。

◆アパレル業界の新潮流 「秋色だけど夏服」

この「五季」という考え方は、アパレル業界にも広がっています。

銀座にあるアパレルブランド「GLOBAL WORK」の店内には、秋を感じさせる色合いの服が並んでいますが、よく見るとその多くは半袖など、暑い日でも快適に過ごせるデザインになっています。

広報の梁川さんは、「夏のように暑い秋でも、秋の装いを楽しみたいという気持ちは皆さん変わらずあると思います。そこで、秋色だけれども夏の暑さに対応した涼しい素材で作ることで、そうしたニーズを叶えています」と話します。

秋を先取りしたいけど暑くて秋服は着られない、そんな声に応える「秋色×夏服」が人気。売上も好調で、去年の同時期と比べて1.2倍の販売実績に。他の大手ブランド各社でも「秋色×夏服」のアイテムが多数展開され、気候の変化に対応した新たなファッションが注目されています。

「まだ夏だけど、秋を感じたい」という消費者の気持ちを捉えた「まだなつ」商戦。気候の変化に合わせて『五季』を取り入れた新しいライフスタイルが広がりつつあります。

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<番組概要>
番組名:おはリナ!
放送日時:毎週月~金曜 7:00~8:00 <TOKYO MX1> (※番組終了)
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/variety/oharina/

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