TOKYO MX(地上波9ch)朝の情報生番組「おはリナ!」(毎週月~金曜7:00~)。「ライプラ!」のコーナーでは、目の紫外線対策で注目を集めている“調光レンズ”を取り上げました。

◆サングラスが苦手な人におすすめの調光レンズとは?
街を歩く人々に、日差し・紫外線対策について聞いてみると「帽子をかぶるくらい」、「日傘をさしている」といった声の一方で、「サングラスは似合わないからつけていると恥ずかしい」、「サングラスをする習慣がない」などサングラスに苦手意識を抱いている人がいることが垣間見えました。
実際にメガネブランドの調べでも日本国内のサングラス所持率は、1割程度。欧米諸国の6〜8割と比較すると、かなり低い水準となっています。
しかし、日差しを目から浴びることで大きな健康被害がある、と眼科医は警鐘を鳴らします。ふくろうアイクリニック院長で眼科医の河内さんは「目の表面の角膜が紫外線で傷ついてしまったり、奥のほうの水晶体に紫外線があたると白内障になって視力が落ちる」とその危険性を指摘します。
そんななか、今、注目を集めているのが“調光レンズ”です。メガネブランド「JINS(ジンズ)」の広報・本田さん曰く、調光レンズとは室内ではほぼ無色。紫外線が当たるとサングラスになるレンズで、サングラスに抵抗がある方にとても人気だとか。
その仕組みは、レンズの表面に特殊な素材が使われており、紫外線の量によって構造が変化。それによりレンズに色がついたり、消えたりします。そのため、屋内外でかけっぱなしでいられることが最大のメリット。度数もあり・なしを調整でき、紫外線カット率は99%以上。
一方、弱点もあります。車のように紫外線カットが施されたガラス越しでは調光レンズに紫外線がほぼ届かなくなってしまうので、晴れの日に眩しさを防げないことがあります。
ただ、JINSにはそんな弱点を克服したレンズがあります。それが「可視光調光レンズ」で、調光レンズ同様、紫外線によって色が変化するレンズですが、目に見える光(可視光)そのものに反応する特殊素材が使われており、紫外線がなくとも日差しなど強い光があれば色がつくため、車内でも眩しさを軽減することができます。
なお、紫外線対策やサングラスが苦手な人のニーズの高まりなどで調光レンズと可視光調光レンズ合わせて、昨年より約1.4倍も売り上げが伸びているそうです。
◆レンズの濃さを調整できる画期的な商品も登場!
また、自分の好みの色の濃さに調整できる画期的な調光レンズもあります。「LENS APPLE(レンズアップル)新宿」の「スライド式調光サングラス」は、メガネの右側の部分を指でなぞるようにスライドさせることで濃度を5段階に切り替えることが可能。その秘密は、レンズに使われている特殊フィルムで、内蔵されているバッテリーの力で電圧を変えることで色の濃さを変化させています。
このように色の濃さが調整できることに対しては眼科医の河内医師も高く評価。「光の感じ方には個人差があるので、その人に合わせた濃さに変えることができることが一番の利点。日差しの強いなかでは、その光をコントロールすることで生活しやすくなる」と言います。自分に合った明るさに瞬時に変えて安全に過ごすことができることもこのレンズの大きな特徴です。
<番組概要>
番組名:おはリナ!
放送日時:毎週月~金曜 7:00~8:00 <TOKYO MX1>
無料動画配信サービス「Rチャンネル」でも同時配信
キャスター:山本里菜、田中陽南(TOKYO MX)
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/variety/oharina/
番組X(旧Twitter):@oha_rina
番組Instagram:@oharina_mx