TOKYO MX(地上波9ch)朝の情報生番組「おはリナ!」(毎週月~金曜7:00~)。「ライプラ!」のコーナーでは、昨今話題の“推し活手帳”を取り上げました。

◆推し活手帳で感情がポジティブに!?
雑誌の切り抜きや写真、メモなどを自由に貼り付けたり、レイアウトするスクラップブックが今、推し活界隈で“推し活手帳”となって再燃しています。
Jリーグで4度の優勝を誇る「川崎フロンターレ」の推し活をしている“くーさん”は、スタジアムで試合を観るだけでなく、選手に会えるファンイベントに行ったり、神奈川県川崎市にある公式カフェ「FRO CAFE」に行ってはチームにちなんだフードメニューをグッズと一緒に写真に収めたりしていますが、最も注力しているのが推し活手帳の制作だそう。
これまで20冊以上作ったというその手帳を見せてもらうと、川崎フロンターレの写真と情報がびっしり。試合の記録を自分なりにまとめたり、公開練習の様子や選手の誕生日などが記入されており、推しとの日々をしっかりと記録しています。
しかも、見出しと本文はペンを変えて書き、マスキングテープで飾りつけも。そして、チームの公式SNSをチェックし、そこに投稿されている写真を印刷して貼り付けたり、ピッチ外での選手の活動や背番号発表などの節目の記録まで書き込まれています。
デジタルの時代になぜあえてアナログの手帳を使っているのか。その魅力を聞いてみると「不安になったり、落ち込んだりしたときにこれを作り、作業しているうちにだんだん頭がクリアになってくるし、(気持ちを)前向きにもっていける」とくーさん。アナログ作業の手間暇が気持ちの整理や感情をポジティブにしてくれるとのことです。
近年、推し活手帳に熱中している人が増えており、SNSにも多くの投稿が。例えば、韓国のアイドルグループ「BTS」の推し活手帳にはライブの記録やそのときの自分の感情がたっぷり。また、カプセルトイやゲームのフィギュアを収集している人の推し活手帳には、手に入れたときの思い出などが綴られていました。
◆推し活手帳が人気の理由は?
推し活人口は現在増加傾向にあり、いまや1,400万人に迫る勢いで、その市場規模は推定約3兆5,000億円。
そうしたなか、推し活のためだけに作られた手帳「推し活ライフ手帳」が注目を集めています。
この手帳を作ったのは株式会社インプレス。一時期はオンラインで完売状態になるほどの人気を博していますが、普通の手帳と何が違うのか。同社の前田さんに伺うと「スケジュールのページが二段ブロックタイプになっていて、上には自分の仕事やプライベートの予定、下には推しの予定が書けるようになっている」と解説。推しの予定と自分の予定を並べてかけるため、推しにあわせたスケジュール管理が簡単です。
さらに、行ったイベントを記録できるページにはある特徴が。前田さんは「ファッションのところがかなり特徴的で、例えば、推しの衣装を書いて、あとは自分の参戦服も描けるようになっている」と言います。
また、情報が溢れかえるデジタル時代にあえて手で書き留める推し活手帳の人気の理由については「SNSで投稿したりすると、人目を気にしてしまう。自分しか読まない、自分だけの手帳に気兼ねなく自分の好きなように自由に書けるのが好評のポイントだと思う」と前田さんは推察していました。
<番組概要>
番組名:おはリナ!
放送日時:毎週月~金曜 7:00~8:00 <TOKYO MX1>
無料動画配信サービス「Rチャンネル」でも同時配信
キャスター:山本里菜、田中陽南(TOKYO MX)
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/variety/oharina/
番組X(旧Twitter):@oha_rina
番組Instagram:@oharina_mx