TOKYO MX(地上波9ch)朝の情報生番組「おはリナ!」(毎週月~金曜7:00~)。「ライプラ!」のコーナーでは、停電への備えとして注目を集める“家庭用発電機”を取り上げました。

◆売り上げが前年比約3倍のカセットボンベ発電機
台風や集中豪雨などで停電のリスクが高まるなか、家庭用の発電機が売り上げを伸ばしています。その1つが、発売から2年で前年比約3倍と売れ行き好調の「カセットガス発電機 AQ1700GB」です。
その魅力は、多くの家庭に常備されているカセットボンベで電化製品を複数動かせる出力の高さ。一般的なカセットボンベ発電機は900wですが、こちらは1,500wと高出力。ポータブルクーラーやテレビ、パソコンなど、1,500wまでなら同時に使用可能です。
また、家庭用発電機は事前に充電しておく蓄電池タイプやガソリンを燃料とするものが多いなか、この発電機で使用するのは家庭用のカセットボンベだけ。カセットボンベは入手しやすく、使用期限は約7年あり、販売元の日本アクセス代表取締役社長・星野さんは「(既存の)ガソリン発電機はメンテナンスが難しいが、カセットボンベであればコンロ用と同じボンベなので長期保管ができる」と言います。
使い方も簡単です。操作パネルについたフタを開けて、カセットボンベを2本入れ、電源をONにして側面にあるロープを勢いよく引っ張ればエンジンが始動します。連続運転時間は約42分で、USBが2口、ACコンセントが2口装備され、複数の電化製品を同時に給電できます。
◆自然や化学反応、さらには人力発電も!
停電時に不安に思うことを街で聞いてみると、「クーラーが使えない」などの暑さ対策の声が多く、次いで「スマホの充電」です。そこでスマホの充電だけは確保しておきたいという方にオススメなのが、持ち運びが便利な「折りたたみ式ソーラーバッテリー OL-409」です。
こちらは開いてみると、なかにソーラーパネルがあり、その発電量は約10w。晴れた日なら約4.5時間で付属のバッテリーをフル充電することができます。
さらに、ソーラーパネルを裏返すとパネルライトになっていて、優しい暖色系の灯りが点ります。
また、自然の力による発電機がある一方で化学反応で発電するものも。それが「マグネ充電器 SH-GDMC-MB」で、販売元のSTAYERホールディングス営業部課長代理・梶山さん曰く、塩と水だけあれば発電可能。
使い方は、フタを開け、容器のなかに付属の塩を入れます。そして、水を入れ、マグネシウムの棒を差し込み、フタを閉めた後に15~30秒ぐらい本体を振って塩と水を混ぜ合わせれば準備OK。発電が始まります。
梶山さんによると、その仕組みは本体のなかに入っている炭素シートを通ると酸素と塩水が反応してプラス極を作りだし、マグネシウム棒がマイナス極の役割を果たすので、そのなかで溶け合ったものが反応して発電するそう。なお、発電した電力は、スマホであれば約10回の充電に相当するとか。また、海水や川の水、雨水でも活用でき、本体はランタンや懐中電灯としても使えます。
最後に、燃料がなくなり、自然の力にも頼れない場合の“最後の砦”といえるのが人力。足こぎ発電機「ペダル式ポータブル発電機 ケーター パワーボックス50」です。
これは天候や騒音を気にせず使える発電機で、付属のインバーターにはUSBポートが2つとACコンセントを完備し、最大出力は42w。モバイルバッテリーがあれば、昼夜を問わず必要なときにペダルを漕いで充電することが可能です。
<番組概要>
番組名:おはリナ!
放送日時:毎週月~金曜 7:00~8:00 <TOKYO MX1>
無料動画配信サービス「Rチャンネル」でも同時配信
キャスター:山本里菜、田中陽南(TOKYO MX)
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/variety/oharina/
番組X(旧Twitter):@oha_rina
番組Instagram:@oharina_mx