TOKYO MX(地上波9ch)朝の情報生番組「おはリナ!」(毎週月~金曜7:00~)。「ライプラ!」のコーナーでは、暑い夏の強い味方、進化する“冷感アイテム”を取り上げました。

◆“接触冷感アイテム”が年々進化!
猛暑が続く夏の暑さを乗り切るために、夏の定番と言えるほど普及しているのが、肌に触れたときに冷たく感じられるように作られた“接触冷感アイテム”。実は年々進化しているんです。
作業服や機能性ウェアの専門店「ワークマン」で今、大きな人気を博している冷感アイテムが「氷撃冷感(R)-10℃半袖Tシャツ」です。今年4月から販売を開始し、すでに120万枚も売れています。
このTシャツの特徴は、汗をかいて蒸発するときに周りの熱を奪う機能“気化冷却”で最大-10℃涼しくなるというもの。ワークマンが独自に開発した繊維は汗などの水分を素早く吸収し、蒸発の速度が速いのが特徴。水分が蒸発する際に周囲の熱を通常の生地より多く奪うことで、より冷たく感じられるといいます。
では、どれほど温度を下げるのか。屋外でサーモグラフィーを使って温度変化を調査。まずは綿100%の普通のTシャツに霧吹きで水をふきかけると温度が徐々に下がり、1分後には34℃台から29℃台になりました。次にワークマンの本商品に霧吹きをすると、温度は一気に34℃台から28℃台になり、1分後には26℃ほどに。接触冷感に気化冷却機能が加わることで、数字以上によりひんやりと感じることができるということです。
このTシャツはUVカット機能もついて、価格は580円とリーズナブル。屋外で働く人やスポーツをする人におすすめです。
◆寝返りするたびに冷たさがよみがえる敷きパッド
続いては、寝苦しい熱帯夜に使いたい、寝返りするたびに冷たさがよみがえる敷きパッド「ジェラートパッド」。この商品を開発したのは、高機能プラスチックや繊維など幅広く手掛ける東洋紡エムシーです。
この敷きパッドは、同社の高機能ファイバー“ツヌーガ”を使ったもので、ツヌーガは熱の拡散が非常に速く、寝返りを打ったときに体の熱を吸収・拡散していくのでひんやり感が続くとか。
サーモグラフィーを使って調べてみても、綿100%のシーツは人間との接触面が時間とともに熱がこもり、寝返りをうった後に30秒経ってもシーツには熱が残っていますが、ツヌーガを使用した敷パッドは驚くほど早く熱が拡散。熱は残るものの30秒経つと寝る前に近い温度まで下がりました。これなら、一晩中快適な温度でぐっすり眠ることができそうです。
◆クールネックの素材を使った冷感掛け布団
さらに、ブレインスリープが開発したのは冷感掛け布団「ブレインスリープ コンフォーター パーフェクト クール EX」。この掛け布団は4層になっており、クールネックリングにも使われている“PCM”という特殊な素材を使用しています。
同社の広報・伊藤さんによると、PCMは暑いときは熱を吸収し涼しいときは熱を放出する温度調節機能が特徴で、その素材をマイクロカプセル化し、糸に配合。また、熱とともに湿度を吸収する素材も繊維に練り込んでいるとか。湿度が高くて寝苦しいときでも、掛け布団のなかを快適な環境に保つことができるそうです。
最先端の技術が詰まった冷感アイテム、暑い夏に取り入れてみませんか。
<番組概要>
番組名:おはリナ!
放送日時:毎週月~金曜 7:00~8:00 <TOKYO MX1>
無料動画配信サービス「Rチャンネル」でも同時配信
キャスター:山本里菜、田中陽南(TOKYO MX)
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/variety/oharina/
番組X(旧Twitter):@oha_rina
番組Instagram:@oharina_mx