TOKYO MX(地上波9ch)朝の情報生番組「おはリナ!」(毎週月~金曜7:00~)。「ライプラ!」のコーナーでは、手軽に本格的な味が楽しめることから近年注目を集める“レンジ調理専用パウチ”を取り上げました。

◆だし巻き卵や揚げ物も作れる最新レンジ料理
お肉や野菜など生鮮食品をパウチに入れ、レンジで加熱することで調理する「レンジ調理専用パウチ」。近年、手軽に本格的な料理が楽しめると大きな人気を集めています。
例えば、「パキット」(永谷園)は、パウチのなかに水と半分に折ったパスタを入れ、レンジで加熱するだけで本格的なボロネーゼが完成。また、「Cook Do(R) レンジでつくる四川式麻婆豆腐用」(味の素)は、カットした豆腐を入れて加熱するだけで2〜3人前の麻婆豆腐が簡単に作れます。
実際、スーパーでもレンジ調理専用パウチは大人気。「マルエツ」(一之江駅前店)の調味料コーナーの一角には10種類以上もの商品が並び、お客さんからは「小さい子どもがいるので、こういう商品があったら少しでも時短ができて助かる」(30代女性・会社員)と喜びの声が。
お出汁で有名な「ヤマキ」もレンジ調理専用パウチに力を入れています。同社の「レンジで作る だし巻き卵の素」は卵3つをボールで混ぜ、パウチに入れてレンジで加熱するだけでだし巻き卵が作れます。
しかも、手軽にできるだけでなく、おいしさにもポイントが。ヤマキの熊澤さんは「(だし巻き卵を)フライパンで作っているとどうしても出汁が蒸発してしまったり、巻く工程があるので水を入れてしまうと固まらなかったりする。しかし、これは蒸気を出しながら蒸し調理みたいにできるので、その分、卵がふわふわに仕上がり、さらには手作りするときに入れられる出汁の2倍以上を含むことができる。(だし巻き卵の中から)出汁がじゅわ〜と出てきて、これは自分で作れるクオリティじゃない」とその魅力を語ります。
この商品は当初想定していたターゲット層以外にも人気だそうで「シニアの方で最近は火を使うのが怖いという方や、お子さんでもこれなら自分で調理ができる。火を使わないから安全に調理できるということで使ってもらえている」とのことでした。
◆レンジで加熱するだけでチャーシューや手羽の唐揚げが完成!
「スチーミー 豚チャーシュー用」(味の素)は、本来作るのに何時間もかかるチャーシューを簡単に作ることが可能。作り方は豚ブロック肉の表面にフォークで穴を開け、半分にカットし、レンジで加熱するだけ。合計15分ほどで味が染み込んだ柔らかい豚チャーシューが完成します。
この仕組みについて、味の素の早川さんは「レンジで加熱することによってパウチのなかの空気が膨張し、お肉のなかまで圧力がかかる。一般的なチャーシューは鍋を用意し、肉が浸るまで調味料を入れないといけないが、これはパウチのなかだけで調理が完結する。パウチのなかを満たす調味液だけで調理できるので非常にコスパが良い」と解説します。
また、手間と時間がかかる揚げ物もいまやレンジ調理専用パウチで。「レンジで手羽唐揚! あらびきペッパー味」(カルディ)は、手羽中をパウチに入れて30回ほど振り、レンジで5〜6分加熱するだけ。油は一切使わず、手軽に手羽の唐揚げが完成し、スパイシーな味付けが人気です。
パスタから和食、揚げ物までさまざまな味が楽しめるレンジ調理専用パウチ。これらのレンジ調理を可能にしているのは、調味料の配合などが重要なのもさることながら、大きなポイントは「パウチの特殊構造」だとか。これを開発したのは、印刷業などで有名な「TOPPAN」で、加熱時に発生する蒸気をゆっくり外に逃す独自の技術を取り入れることで、本格的な煮込み、蒸しといった工程を電子レンジで可能しているということです。
<番組概要>
番組名:おはリナ!
放送日時:毎週月~金曜 7:00~8:00 <TOKYO MX1>
無料動画配信サービス「Rチャンネル」でも同時配信
キャスター:山本里菜、田中陽南(TOKYO MX)
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/variety/oharina/
番組X(旧Twitter):@oha_rina
番組Instagram:@oharina_mx