TOKYO MX(地上波9ch)朝の情報生番組「おはリナ!」(毎週月~金曜7:00~)。「ライプラ!」のコーナーでは、時短と節約の味方“冷凍野菜”をピックアップしました。

◆市場規模785億円にものぼる冷凍野菜
野菜の高騰や冷凍技術の進化によって、“冷凍野菜”の需要が高まっています。調査会社インテージによると、その市場規模は年々拡大しており、去年は785億円にのぼります。
価格も比較的に安定していて、お財布にも優しい冷凍野菜。今回は最新の売れ筋商品とともに、冷凍野菜を使った簡単レシピを紹介します。
板橋区にある「イオンスタイル板橋」の冷凍食品売り場に行ってみると、棚には多くの冷凍野菜が並んでいます。定番のブロッコリーから玉ねぎのみじん切り、れんこんのスライス、ささがきしたごぼうなど100種類以上の冷凍野菜があり、業務用さながらのラインナップとなっています。
この店で今、人気を博しているのが今年発売された「トップバリュベストプライス スライスきゅうり」です。これは、約3mmにスライスされたきゅうりがたっぷり3本分も入って213円。イオンリテールの安田さんは「きゅうりのシャキシャキ食感を残すことが非常に難しかったが、スライスの厚みや急速冷凍の時間管理を試行錯誤し、いい品質の商品ができた」とそのクオリティに自信をのぞかせます。
本来、きゅうりは水分が多いため、冷凍すると繊維が壊れ、ベチャッとしてしまいますが、この商品は急速冷凍技術の進化で繊維が壊れにくく、生に近い食感を残すことに成功。
また、使う分だけの量であれば数分で流水解凍が可能で、カットされているので、そのままポテトサラダに入れたり、酢の物にしたりと使い勝手がいいのも大きな特徴です。
さらに、最近売れているのが「お米のかわりに食べるシリーズ」です。これまで細かくカットされたカリフラワーをご飯の代わりに食べるというのはありましたが、いまやカリフラワー以外にブロッコリーやミックスベジタブルもライス化。
例えば、ご飯とブロッコリーを1:1で混ぜ、お茶漬けのもとをかければ糖質オフのお茶漬けに。また、冷凍エビピラフとミックスベジタブルを2:1で混ぜれば野菜がたくさん摂れる一品になり、お弁当に彩りを足したい人にもおすすめです。
◆冷凍野菜を使った簡単レシピ
続いて、冷凍野菜を上手に取り入れる方法を、野菜ソムリエの根本早苗さんに教えてもらいました。まずは「冷凍揚げなす」を使った料理から。
「なすを揚げるのは大変。でも冷凍を使うと便利」と話す根本さんが紹介してくれたのは「なすのナムル」です。
作り方は、ボウルに冷凍揚げなす(140g)にポン酢(大さじ1)、砂糖(小さじ2分の1)を加え、電子レンジ(600W)で2分加熱します。仕上げにごま油(小さじ1)といりごま(適量)をかければ完成です。なすはすでに揚げてあるのでレンジだけでトロトロの食感に。
次は、根本さんが「汎用性があってとても便利。豚肉が入っているので、ちゃんとタンパク質もとれる便利な冷凍野菜」と絶賛する「肉入りカット野菜」(セブンプレミアム)を使って作る「中華丼」です。
ボウルに肉入りカット野菜を1袋、水(50ml)と中華だし(小さじ1)、砂糖(小さじ1)、醤油(小さじ1)を入れ、電子レンジ(600W)で4分加熱します。
そして、仕上げに水溶き片栗粉を加え、とろみをつければ完成。風味漬けにごま油をかけると、より本格的な中華丼になります。
最後に、根本さんは冷凍野菜の魅力について「野菜は冷凍することで繊維が壊れるので味が染み込みやすくなる。冷凍の野菜は栄養価が変わらないメリットがある」と話していました。
<番組概要>
番組名:おはリナ!
放送日時:毎週月~金曜 7:00~8:00 <TOKYO MX1>
無料動画配信サービス「Rチャンネル」でも同時配信
キャスター:山本里菜、田中陽南(TOKYO MX)
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/variety/oharina/
番組X(旧Twitter):@oha_rina
番組Instagram:@oharina_mx