米の高騰、節約志向が後押しに…今年過去最高の売上を記録!いまだかつてない“ふりかけ”ブーム到来!

2025.07.17(木)

06:50

TOKYO MX(地上波9ch)朝の情報生番組「おはリナ!」(毎週月~金曜7:00~)。最新のトレンドを紹介する「はやリナ」のコーナーでは、過去最高の売上を記録している“ふりかけ”人気に注目しました。

TOKYO MX(地上波9ch)朝の情報生番組「おはリナ!」(毎週月~金曜7:00~)。最新のトレンドを紹介する「はやリナ」のコーナーでは、過去最高の売上を記録している“ふりかけ”人気に注目しました。

◆空前のふりかけブーム到来! その背景は?

ご飯のお供として昔から愛されている「ふりかけ」。その市場は今年600億円を超え、記録がある2010年以降で過去最高の売上になると予測されています。

「KITANO ACE エミテラス所沢店」の食料品専門店には、約200種類のふりかけが並んでいます。同店の深堀店長は「ふりかけの売上は昨年1月から比較すると約2倍。1日の(店の)売上も3〜4割がふりかけ」とその人気ぶりを明かし、「昨今の物価高や米の高騰もあって、より一杯のお米を楽しんでもらいたいということもあり、ふりかけの種類を増やしいている」と言います。

ちなみに、このお店で一番売れているふりかけは、顆粒を使用せず、素材そのままをいかした生タイプのふりかけ「いか昆布」(税込519円/4月23日時点)だとか。

では、なぜ今ふりかけが人気なのか。国内外へのふりかけ普及を行う国際ふりかけ協議会の松江さんは「最近、物価高騰もあって節約志向が広がっていて、ふりかけがおかずの一品という位置付けで拡大している」と分析します。

◆いま大注目!「再現ふりかけ」の魅力とは?

そして、松江さんはイチオシのふりかけも紹介。それは「再現ふりかけ」です。例えば、「ほっともっとのり弁当味ふりかけ」(希望小売価格・税込195円)は、その名の通り「ほっともっと」の人気商品「のり弁当」を再現したもの。

ほっともっとののり弁当はご飯の上におかか昆布とのり、さらにはサクサクのフライやきんぴらを一度に味わえる満足感が魅力ですが、これをふりかけにすると、ベースはおかか昆布をイメージした甘口醤油味で、あまじょっぱいごぼう風味のチップとにんじんのフレークできんぴらを再現。もちろん、のりも入っており、ご飯にかけて食べるとのり弁当の満足感が口いっぱいに広がります。

他にも「松屋牛めし味ふりかけ」(希望小売価格・税込140円)は、ゴロゴロとした具材感のある肉風味フレークを使用し、そこに玉ねぎの旨味、さらには牛めしのトッピングの定番「紅生姜」を再現したピンク色のフレークも。

このようにさまざまなお店やメーカーとコラボして、定番商品を再現する「再現ふりかけ」。その再現性について松江さんは「スチームオーブン製法という油を残しながら乾燥する技術が発達したおかげで、料理本来のおいしさをそのまま乾燥させることが可能になったことによって、どんどんふりかけのバリエーションが増えている」と解説します。

また、老舗食品メーカー「田中食品」からは一風変わったふりかけ「タナカの巻くふりかけ(赤しそ・広島菜・さけ)5枚入り」(各・税込540円)が発売されています。これは味のついたシートタイプのふりかけになっていて、おにぎりに使うと内側ではなく外側に味がつくため、食べ進めても最後までしっかりと味が感じられます。

いまや日本に1,000種類以上あると言われているふりかけ。製造技術の進化により、味も進化していました。

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<番組概要>
番組名:おはリナ!
放送日時:毎週月~金曜 7:00~8:00 <TOKYO MX1>
無料動画配信サービス「Rチャンネル」でも同時配信
キャスター:山本里菜、田中陽南(TOKYO MX)
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/variety/oharina/
番組X(旧Twitter):@oha_rina
番組Instagram:@oharina_mx

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