TOKYO MX(地上波9ch)朝の情報生番組「おはリナ!」(毎週月~金曜7:00~)。「TOKYO LENS」のコーナーでは、TOKYO MXの曹蒙記者が外国人記者の視点から、日本の眼鏡を取材しました。

◆日本では注文したその日に眼鏡が受け取れる!
都内の眼鏡店には今、多くの外国人観光客が訪れています。渋谷区にある眼鏡専門店「Zoff原宿店」。約1200点の眼鏡を取り扱うこの店は、訪れる客の半分以上が外国人だということです。
有名観光地でもない眼鏡店に、なぜ外国人が訪れるのでしょうか。外国人観光客に尋ねると、「日本の方が安いからよ。価格が香港の半分くらいなの」「視力検査やレンズが無料で含まれているのは驚き」との声が。
外国人観光客らは、安くて品質の良い日本の眼鏡を求めて店を訪れていました。また、視力測定などのサービスを無料で行えるのも珍しいといいます。
さらに、日本の眼鏡店に訪れる多くの外国人客に特に驚かれるのが、提供までのスピードです。
アメリカから来た女性は、「アメリカでは眼鏡を失くしたり壊したりすると、新しい眼鏡が手に入るまで2週間から1ヶ月くらいかかる」と言います。スペインから来た女性も、「インターネットで調べたら、(日本では)その日に眼鏡が受け取れると知ったの。明日日本を出発する予定で、夫が新しい眼鏡を欲しがっていたから来た」と話します。
海外の眼鏡店は一般的に、客の視力に応じたレンズをメーカーに発注して眼鏡を作成するため、買いに来たその日に受け取ることはできないといいます。一方日本の「Zoff」では、店内に豊富なレンズを取り揃えていてその場で眼鏡を作成できるため、1時間以内に受け取ることができます。Zoff原宿店の店員は「眼鏡の注文・作成・受け取り、目の検査も全部一つのお店でできるのがすごいことだそうです」と話していました。
◆UVカット機能がついたサングラスが人気のワケ
そして、外国人客に特に人気があったのが、度が入ったサングラスでUVカット機能が付いているものです。
UAEから来た女性は「私の国ではとても暑くて日差しが強いから、サングラスをかける必要がある」と言って、サングラスを購入していました。
眼鏡チェーン店が行った調査によると、日本人のサングラス使用率は約16%と低い値です。一方、海外ではサングラスを使用する人が多く、その理由を専門家は紫外線の影響の受けやすさによるものだと話します。「(特に)青い目の人は光が透過してしまって目の中に入る量が多い。まぶしさを強く感じやすく、疲れ目や頭痛の症状が出るみたいで、海外の人は基本的にはサングラスをする習慣がある」と解説。
インド出身で現在日本で働いている男性に、サングラス文化の違いを聞いてみると「日本人がサングラスをかけないことに気づいたときは正直驚いた」と言います。インドでは「ファッションというより、目を保護することを重視している」のだそう。
店に訪れていた男性たちはUVカットに優れた日本のサングラスを、インドに住む知人へのお土産として買って帰るということです。
日本ならではの形態ですぐ受け取れる、高品質でリーズナブルな眼鏡が、世界から重宝されていました。
<番組概要>
番組名:おはリナ!
放送日時:毎週月~金曜 7:00~8:00 <TOKYO MX1>
無料動画配信サービス「Rチャンネル」でも同時配信
キャスター:山本里菜、田中陽南(TOKYO MX)
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/variety/oharina/
番組X(旧Twitter):@oha_rina
番組Instagram:@oharina_mx