TOKYO MX(地上波9ch)朝の情報生番組「おはリナ!」(毎週月~金曜7:00~)。最新のトレンドを紹介する「はやリナ」のコーナーでは、今、若者から人気を集めている“フリーマーケット(フリマ)・のみの市”に注目しました。

◆若者がフリマ・のみの市に脚を運ぶ理由は?
現在、都内では多くのフリマやのみの市が開催されていますが、そこには多くの若者が。大井競馬場で毎週土曜・日曜に開催されている都内最大級のフリマ「Tokyo City Flea Market」にも多くの若者の姿がありました。
敷地内に約500のお店が集結するこのフリマ。骨とう品や古着、コレクターグッズなど、販売されているものは出品者によってさまざま。なかには、家などにあった不要品をまとめて販売したところ、思いがけず売れたという人も。
収集した懐かしい品物を販売している人がこの日最初に売れたのは、昭和初期の空き箱。
なぜ古い品物が売れるのか。日本文化に詳しい茨城大学・高野光平教授は、若者世代を中心としたレトログッズブームの影響を示唆。
さらにはネットにないユニークな品物を求めて、若い世代がフリマに訪れているとし、「派手な原色を使っていたり、面白い丸みがついているなど、令和には見られないデザインに魅力を感じることがある。使っている顔料・素材も今使えないものが多い。(ネットに)出回っているものには限りがあるので、直接フリマに行こうという発想になるのは自然なこと」と解説します。
◆レトログッズブームの影響…若い人たちは初めて遭遇する世界
レトログッズの人気の高まりを受け、関連イベントも増加しています。今年4月5日に横浜で開催された「スーパージャンクショーYOKOHAMA」は、1950年代を中心としたアメリカや日本のアンティーク品に特化したのみの市で、3年前から開催頻度を年に2回から3回に増やしたほど盛況だとか。
その会場にも多くの若者の姿があり、サンリオキャラクターを集めている人や、1940~50年代のアイテムを揃えている人の姿が。
イベントを運営する「株式会社サカ」の坂本さんは数多くあるアンティーク品の中でも玩具や日用品がよく売れていると分析します。「50年代のおもちゃや、女の子ならカップ&ソーサーやマグカップ、プレート、古着などがよく売れる」と坂本さん。
さらに「私たちは自分たちが(それらを)使っていた時代だから懐かしいと思うが、若い人たちは初めて遭遇する世界」と若者人気の背景を指摘しつつ、「(そういったものが)人気なのはやはり嬉しい」と顔をほころばせていました。
自宅に眠る古い品物が思いがけず売れるかも。皆さんも身の回りを探してみては。
<番組概要>
番組名:おはリナ!
放送日時:毎週月~金曜 7:00~8:00 <TOKYO MX1>
無料動画配信サービス「Rチャンネル」でも同時配信
キャスター:山本里菜、田中陽南(TOKYO MX)
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/variety/oharina/
番組X(旧Twitter):@oha_rina
番組Instagram:@oharina_mx