TOKYO MX(地上波9ch)朝の情報生番組「おはリナ!」(毎週月~金曜7:00~)。巷で流行っているさまざまな出来事をピックアップし、その背景に迫るトレンド特集のコーナーでは、進化する“推し活アイテム”を紹介しました。

◆推し活をする人々が殺到する神社、その理由は?
アイドルやアニメのキャラクターなどの自分の一押しを応援する活動のことを指す“推し活”。いまや日本人の約4人に1人がしているといわれ、その市場規模は8,000億円以上にのぼると想定されていますが、そんな推し活のアイテムといえば“キーホルダー”や“アクリルスタンド”が定番です。しかし、最近は意外な業界から推し活を後押しするアイテムが販売されています。
そのひとつが東京・中央区にある「福徳神社」。一見、普通の神社に見えますが、境内には推し活をする人々が数多く訪れ、話を聞いてみると「神社に来ると(チケットが)当たる」、「くじ運がなく、でもチケットを当てたいと思って友人と来て、そこからチケットが当たるようになった」との声が。こちらの神社は訪れるとライブのチケットが当たる“推し活神社”として話題になっています。
参拝者たちのお目当ては、チケットが当選するご利益があるといわれるお守り「富籤守(とみくじまもり/初穂料800円)」です。このお守りを手にした方からはライブのいい席が当たったという声が相次いでいるそう。
そんな福徳神社のご利益について宮司は「江戸時代にこの神社では“富くじ興行”といって宝くじの前身の興行を行っていたことの由緒から宝くじの当選祈願でお参りになられる方が多くなっている。その流れから『いろいろな抽選が当たりますように』ということからチケットの当選祈願でファンの方が多くお見えになる」と言います。
また、福徳神社にはお守りのほかにも推し活専用グッズも監修しています。鳥居の描かれたコースター「福徳芽吹コースター」(880円)は、描かれている鳥居を立て、そこにアクリルスタンドを置くと推しと一緒に参拝した気分が味わえます。
◆老舗仏壇メーカーも推し活業界に参入!
推し活を神頼みする一方で、推しを崇める人たちも増えています。そこで創業95年の仏壇メーカー「はせがわ」では、そうした人たちに向けた推しのための祈りのステージ「推し壇」(9,900円)を販売しています。
こちらは推しのための特別な空間を創出するもので、本物の神棚と同じ国産ヒノキと技法を用いた本格仕様。推しのアクリルスタンドやぬいぐるみを飾って崇めることができます。
さらに、この推し壇にはもうひとつの楽しみ方が。なんと20色ものLEDライトが内蔵されており、自分好みの色で光らせることが可能。販売開始以来、推しの尊さを実感できるアイテムとして話題となっています。
なぜ仏壇メーカーが推し活ビジネスに参入したのか。「はせがわ」経営企画部の石田さんに聞いてみると「開発者自身も推し活をしているオタク社員」とのこと。そして「グッズを買ったり、現場に行ったりすることが推し活になっていると思うが、“大事な推しを大切に飾りたい”、そういう形の推しに対して想いを向ける推し活があってもいいといったところから生まれた」と誕生の背景を語ります。
推しを崇め、願いをかける推し活アイテム。推し活のスタイルもどんどん進化しています。
<番組概要>
番組名:おはリナ!
放送日時:毎週月~金曜 7:00~8:00 <TOKYO MX1>
無料動画配信サービス「Rチャンネル」でも同時配信
キャスター:山本里菜、田中陽南(TOKYO MX)
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/variety/oharina/
番組X(旧Twitter):@oha_rina
番組Instagram:@oharina_mx