なぜ全品定価の半額が可能なのか…生活必需品が高騰するなか注目を集める激安アウトレット店の秘密とは?

2025.06.18(水)

06:50

TOKYO MX(地上波9ch)朝の情報生番組「おはリナ!」(毎週月~金曜7:00~)。「ライプラ!」のコーナーでは、生活必需品が高騰するなか人気を博している全品半額の激安アウトレット店を紹介しました。

TOKYO MX(地上波9ch)朝の情報生番組「おはリナ!」(毎週月~金曜7:00~)。「ライプラ!」のコーナーでは、生活必需品が高騰するなか人気を博している全品半額の激安アウトレット店を紹介しました。

◆日用品や家具、食品…店内にあるもの全て半額!

昨今、生活必需品が高騰するなか、注目を集めているお店があります。それは店内の商品が全て定価の半額以下の激安アウトレット店「222(トリプルツー)」

「222町田店」に伺うと、平日の昼間から多くの買い物客で賑わっています。店の棚には日用品や家具、おもちゃのほか、カー用品やアウトドア用品など、通常のアウトレット店ではあまり見かけない商品も。今年値上げされたドレッシングや缶コーヒー、食用油なども全て半額で販売されています。

訪れたお客さんは「(価格に)ビックリしました。お会計の最後に全部半額になったのでだいぶ安くなりました」(40代 女性)、「周りの人から安いと聞いて来ました。スーパーとかも値上がりしているので、こういうところがあると助かる」(20代 女性)と驚きと喜びの声が多々。

また、日頃からお店に通う女性はこれまでさまざまな激安商品を購入しているそうで「いつも何かが安い。ダウンジャケットが1,000円(さらに半額の500円)とかジーパンが222円とかも」と来るたびに品揃えが変わり、そのときにしか買えない商品もあることが宝探しのようで楽しいそうです。

なぜ、このような激安価格で販売することができるのか。運営元のガットリベロ ゼネラルマネージャーの荒木さんに話を聞いてみると「賞味期限間近の食品、日用品や雑貨ですとメーカーの滞留品、ネット通販の返品商品など“ワケあり商品”を取り扱っているので安く販売することができます」と解説。

賞味期限が近いなどの理由で廃棄されそうになっている食料品やネット通販で返品され、そのままでは新品として売れなくなった日用品など、なんでも安く仕入れることで定価の半額という値付けを実現させているということです。

さらに、「もったいない」と書かれたコーナーには半額以下の商品も。通常の用途では使用できなくなった商品を廃棄するのはもったいないと格安で販売しており、例えば、割れて使えなくなったピッチャーを小物入れなどの用途で購入する方もいるとか。そして、それでも売れ残ったものは無料コーナーを設け、お客さんに無料で提供しているそうです。

こちらはもともとネット通販の会社でしたが、2011年に起きた東日本大震災を機に現在の業態に。荒木さんは「(震災で卸売り店の)倉庫で崩れたもの(商品)を3,000万円分くらい弊社代表が買い取って、それがきっかけでどんどん業者から買取依頼が来て。ネット通販だけでは捌ききれなくなり、店舗展開が始まりました」と当時を振り返りつつ「“もったいないをなくそう”をコンセプトに運営しており、(今後は)催事やフランチャイズなどでの展開を視野に入れています」と展望を語っていました。

何でも半額で売るお店、それは消費者だけでなく、小売店や地球環境にも優しいお店でした。

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<番組概要>
番組名:おはリナ!
放送日時:毎週月~金曜 7:00~8:00 <TOKYO MX1>
無料動画配信サービス「Rチャンネル」でも同時配信
キャスター:山本里菜、田中陽南(TOKYO MX)
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/variety/oharina/
番組X(旧Twitter):@oha_rina
番組Instagram:@oharina_mx

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