TOKYO MX(地上波9ch)朝の情報生番組「おはリナ!」(毎週月~金曜7:00~)。巷で流行っているさまざまな出来事をピックアップし、その背景に迫るトレンド特集のコーナーでは、じわじわと注目を集めている“ちゃん系ラーメン”を紹介しました。

◆ちゃん系ラーメンとは?
大手検索サイト「Yahoo!」の運営会社が利用者の検索データを分析し、その年、検索数が急上昇したさまざまな人や商品を発表する「Yahoo!検索大賞」。昨年末に公開された2024年度版では、2025年にヒットが予想される「ネクストブレイク 商品部門」に“ちゃん系ラーメン”なる言葉がありました。
LINEヤフー シニアデータアナリストの池宮さん曰く、ちゃん系ラーメンとは店名に“ちゃん”が付く中華そば屋の総称。「2024年の1月頃から検索数が徐々に伸び続けるという特徴があり、主に男性の30代〜40代から強く検索されている」と言います。
ちゃん系ラーメンの補助組織「ちゃんのれん組合」によると、現在首都圏には“ちゃん系”と呼ばれるお店が多くあるなか、それらの原点となるお店が神田駅近くのガード下にある「神田ちえちゃんラーメン」。そこで同店に行ってみると昼前にも関わらず店内はお客さんでぎっしり。
「神田ちえちゃんラーメン」の人気メニュー、「中華そば(並)」(900円)は、麺が見えないほどチャーシューがたっぷり。
そして、リポーターが味見をすると「モチモチ、ちょっと太めの麺なのでスープの味が麺に染み付いていて食べ応えがある」と絶賛します。
店主・臼倉さんに話を聞いてみると「毎日食材の状態を見ながら丁寧にスープを仕込んでいる。スープとチャーシューを一緒に炊いて作り、(そうすることでスープに)旨みがたくさん出ている」とラーメンのこだわりを語ります。
ちゃん系ラーメンの特徴は、醤油味の中華そばをベースに、麺は中太の平打ち麺。たっぷりの切り立てチャーシューと丼の淵までなみなみとスープを盛り付けたものが一般的。
「神田ちえちゃんラーメン」では、食材は店舗で毎日仕込んだ出来立てを提供。また去年からSNSなどを通じて多くの人に認知されるようになったそうで、「幅広い世代からご支持いただいている感じで、優しい味だとよく言われる」と臼倉さん。
お客さんに話を聞いてみると「中毒性というか、あっさりしているのにパンチがあるので何回も通っちゃう」、「ツルツルした麺で味もちょうど良くて、チャーシューが美味しかった」といった意見が寄せられました。
◆ビブグルマンに3年連続で掲載!
ちゃん系ラーメンのなかにはミシュランに認められたお店も。銀座の一角に店を構える「銀座はるちゃんラーメン」は、ミシュランガイドのビブグルマンに3年連続掲載されている「新橋はるちゃんラーメン」の新店舗です。
人気のメニュー「中華そば+はるたま」(1,450円)は、豚のゲンコツ、厳選した煮干し、香味野菜を組み合わせた特製のスープが特徴。
あっさりさとコクのバランスに加え、食べ進めると温度の変化によって塩ダレの風味が増すなど味の変化も楽しめます。
そして、トッピングにはしっかりと味が染み込んだ「はるたま」(250円)がおすすめで、半熟卵とスープがよく合うと好評だということです。
注目の「ちゃん系ラーメン」、それは手作りと出来立てにこだわった、シンプルで味わい深いラーメンでした。
<番組概要>
番組名:おはリナ!
放送日時:毎週月~金曜 7:00~8:00 <TOKYO MX1>
無料動画配信サービス「Rチャンネル」でも同時配信
キャスター:山本里菜、田中陽南(TOKYO MX)
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/variety/oharina/
番組X(旧Twitter):@oha_rina
番組Instagram:@oharina_mx