形が悪いが鮮度&品質は問題なし! 物価高騰で注目を集める“規格外野菜”

2025.04.29(火)

06:50

TOKYO MX(地上波9ch)朝の情報生番組「おはリナ!」(毎週月~金曜7:00~)。「ライプラ!」のコーナーでは、物価高騰で注目されている“規格外野菜”に着目しました。

TOKYO MX(地上波9ch)朝の情報生番組「おはリナ!」(毎週月~金曜7:00~)。「ライプラ!」のコーナーでは、物価高騰で注目されている“規格外野菜”に着目しました。

◆鮮度も品質も問題なく、とにかく安い!

4月初頭の土曜日、杉並区にある青果店「文山青果」に訪れてみると、店内は多くのお客が。彼らの目当ては規格外野菜です。

店頭に並ぶ春キャベツは、1玉98円。ほうれんそうは1束100円。にんじんも1袋(5本入り)158円とどれも相場の5割ほどで販売されていますが、それらは全て規格外野菜です。

キャベツはサイズが足りていないもの、ほうれんそうは育ちすぎのもの、にんじんはひび割れてしまったり、形が悪いために規格外野菜となっているものの、どれも鮮度・品質ともに問題はなし。

お客からは「安いし、ものもよくておいしい」、「食べたら中身は全然かわらないしわけだから、その分(通常の野菜より)倍買える」ととても好評です。

店長の文山さんは「この物価高のなか、(規格外野菜を)食べていただいて鮮度がよければ味がいいことにみなさん気づいている。規格外野菜の価値を見直されている」と消費者の変化を語ります。

◆規格外野菜のネット販売や宅配サービスも

そして、規格外野菜を使ったサービスも広がりを見せています。そのひとつが規格外野菜のネット販売で、食品や日用品を幅広く取り揃えた買い物アプリ「カウシェ」では今、野菜が大人気。

例えば、“訳あり”として販売されている北海道産のじゃがいもは、味は問題ありませんがキズがあるため、10kgで3,500円と割安で販売されています。

また、「カウシェ」で楽しめるゲームも注目されています。それはアプリ上で野菜を育て、ゲームをクリアすると、育てた野菜の本物がもらえるというもの。

実際に利用者のもとには大きさが不揃いのたまねぎが無料で届いています。

会社側の狙いとしては、利用者がアプリを開いて野菜の世話することで頻繁にアプリを見ることになり、ついでの買い物を促せるということです。

さらに、規格外野菜専門の宅配サービスもあります。規格外野菜宅配サービス「ロスヘル」は、全国の農家から集めた規格外野菜を詰め合わせ、サブスク形式で毎月自宅に送付。料金は月2,000円〜5,000円ほどの定額制で、一般的な価格よりも最大で30%安い価格で購入することができるそうです。

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<番組概要>
番組名:おはリナ!
放送日時:毎週月~金曜 7:00~8:00 <TOKYO MX1>
無料動画配信サービス「Rチャンネル」でも同時配信
キャスター:山本里菜、田中陽南(TOKYO MX)
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/variety/oharina/
番組X(旧Twitter):@oha_rina
番組Instagram:@oharina_mx

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