市場規模は右肩上がり! 若者から高齢者まで愛用している“ワンプレート冷凍食品”、その人気の秘密を探る

2025.04.01(火)

06:50

TOKYO MX(地上波9ch)朝の情報生番組「おはリナ!」(毎週月~金曜7:00~)。巷で流行っているさまざまな出来事をピックアップし、その背景に迫るトレンド特集のコーナーでは、近年広がりをみせている“ワンプレート冷凍食品”を取り上げました。

TOKYO MX(地上波9ch)朝の情報生番組「おはリナ!」(毎週月~金曜7:00~)。巷で流行っているさまざまな出来事をピックアップし、その背景に迫るトレンド特集のコーナーでは、近年広がりをみせている“ワンプレート冷凍食品”を取り上げました。

◆市場規模は7年間で12倍!

いまや家庭には欠かせない冷凍食品。昨年、その販売金額は調査開始以降最高額を記録しました。

なかでも大きく売り上げを伸ばしているのが、主食とおかずが一度に楽しめるワンプレート冷凍食品です。

その魅力をお客さんに聞いてみると「仕事で帰りが遅くて(ご飯の)用意が大変なときにそれだけで手が抜ける。(レンジに)入れて終わりだからありがたい」、「家内がいないときとか鍋とかを使う必要がない。量的にも1人で食べるには十分。品数も入っていて簡単でいい」といった意見がありました。

例えば、あるお弁当はさばの味噌煮と五穀ごはん、卯の花などが入って354円(税込)ととてもリーズナブル。ワンプレート冷凍食品は満足感とバランスの良さ、コスパ、タイパの良さで市場規模は右肩上がりです。

人気の背景について、インテージ市場アナリストの木地さんは「ワンプレート冷凍食品の市場規模は2017年と比べて2024年には7年間で約12倍、規模としては約130億円に。以前は家事の負担を下げたいというのがあって主婦層に支持されていたが、最近は若者、男性を含め、カツカレーや生姜焼きなどボリューム感のある商品が人気。商品の幅の広がりがユーザーの広がりにもつながっていて、ワンプレート冷凍食品の人気の大きな要因となっている」と解説します。

◆ワンプレート冷凍食品の秘密に迫る!

ワンプレート冷凍食品は複数の食材が入っているにも関わらず、一回の加熱でムラなく温めることできます。それはなぜなのか。

その秘密を探るべく、今回はワンプレート冷凍食品のシェアトップの「ニップン」を取材しました。

例えば、一番人気の「五目ご飯と鶏と野菜の黒酢あん」は全部で13品目の食材が入っており、電子レンジで温めるだけでバランスのいい食事が手軽に楽しめます。実際、スタッフが温めてみてもご飯もおかずもホカホカです。

なぜ一度で全部が温まるのか。ニップン企画開発部の沼口さんは、その理由のひとつに“容器”を挙げ、「電子レンジで温める際、電磁波は角に集まりやすい傾向にあるため、容器の角を丸くしたり、仕切りに傾斜をつけることで角をなくし、それによって加熱ムラを減らすことができています」と説明。

さらには容器だけでなく、“食材の配置”にも秘密が。「一つの商品にさまざまな食材が入っているので、解凍に時間がかかる食材は温まりやすい場所に設置しています。見た目の彩りはもちろんのこと、均一に温まることも考えて盛り付けしています」と沼口さん。こうした工夫も相まって、主婦や若者だけでなく、火を使って調理することが心配な高齢の方からも評価されています。

また、最近では会社員にピッタリのサービスも登場しています。ご飯プラスおかず4品がワンプレートになった冷凍弁当「MYPLATE for office」は、オフィスで購入することが可能。全て管理栄養士が考えたメニューで1食500円。メニューは20種類以上あり、時短しつつも飽きずに楽しめる、忙しいビジネスパーソンにぴったりの冷凍社食サービスとなっています。

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<番組概要>
番組名:おはリナ!
放送日時:毎週月~金曜 7:00~8:00 <TOKYO MX1>
無料動画配信サービス「Rチャンネル」でも同時配信
キャスター:山本里菜、田中陽南(TOKYO MX)
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/variety/oharina/
番組X(旧Twitter):@oha_rina
番組Instagram:@oharina_mx

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