TOKYO MX(地上波9ch)朝の情報生番組「おはリナ!」(毎週月~金曜7:00~)。「TOKYO LENS」のコーナーでは、TOKYO MXの曹蒙記者が外国人記者の視点から、外国人が殺到しているという都内の文房具店を取材しました。

◆外国人が買い求める人気の文房具とは?
中央区銀座にある文房具店「銀座 伊東屋 本店」。1階から8階まで幅広い幅広い文房具を取り扱うこちらのお店は、訪れる客の半分以上が外国人だといいます。
開店直後ですが、多くの外国人客が続々と店の中に入っていきます。
アルゼンチン人の女性に何を買いに来たか尋ねると、「画材を探そうと思っているわ。紙や絵の具が欲しいの。クレジットカードが爆発しそうなくらい色々買ってしまいそう」との答えが。
アメリカ人の男性は「お正月のカード、誕生日カード、クリスマスカードかな。美しいね、とても繊細でエレガントで品質も非常にいいよ」と言います。
そして、特に賑わっていたのがペン売り場です。真剣な面持ちで、次々にペンを手に取り、試し書きで書き味を確かめます。
外国人客にペンが人気の理由、それはバリエーションの豊かさです。日本のペンは海外のものに比べてサイズや色が細かく分かれていて、自分に合ったものを見つけやすいといいます。
中国人の女性は、「緑一つとっても、たくさんの緑があるわ。(Q:種類が豊富ということですね)そう、青も濃淡が豊でとても魅力的ね」と心惹かれた様子。
◆日本の文房具店で過ごす時間はアミューズメントパークのよう
一方、自分の国では見ない光景に興味を示す人も。スタンプ売り場には、2025年の干支である「蛇」のデザインのものが多く売られていました。干支の文化がないという外国人にとっては珍しい光景です。
スペイン人の女性は「至るところに蛇がたくさんいるのが気になって、どうしてだろうと思っていたわ。スペインでは、年が何かしらのものに関連づくことはないわ。知らない文化を教えてくれてありがとう」と笑顔に。
また、文房具の品質やバリエーションだけではなく、店内で過ごす時間自体も外国人客を魅了しています。
フィリピンから来た、ノートを装飾するのが趣味の女性。日本のマスキングテープやスタンプを買いにきて、かれこれ2時間も店に滞在。
女性は「ここはまるで「夢のお城」のようね。全てが美しくてカラフルで、子供心をくすぐる場所よ」と喜びをあらわに。
最終的に紙袋2つ分の量の文房具を購入することに。その合計金額は…「9万8000円で幸せを買えたわ!」と満面の笑みを浮かべていました。
文房具店が単に日用品を売るお店ではなく、中で過ごす時間も楽しめるアミューズメントパークのような空間になっていました。
<番組概要>
番組名:おはリナ!
放送日時:毎週月~金曜 7:00~8:00 <TOKYO MX1>
無料動画配信サービス「Rチャンネル」でも同時配信
キャスター:山本里菜、田中陽南(TOKYO MX)
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/variety/oharina/
番組X(旧Twitter):@oha_rina
番組Instagram:@oharina_mx