子どもの靴もおもちゃもサブスクで!子ども用品の“もったいない”を解消

2024.12.05(木)

06:50

TOKYO MX(地上波9ch)朝の情報生番組「おはリナ!」(毎週月~金曜7:00~)。「ライプラ!」のコーナーでは、広がる子ども用品の「子育てサブスク」について取り上げました。

TOKYO MX(地上波9ch)朝の情報生番組「おはリナ!」(毎週月~金曜7:00~)。「ライプラ!」のコーナーでは、広がる子ども用品の「子育てサブスク」について取り上げました。

◆子ども靴のサブスク…子育て世帯を悩ます「サイズアウト問題」の解決へ

映画や音楽など様々なサービスを定額で利用できる仕組みのサブスクリプション、通称サブスク。民間の調査会社の調べでは来年にもその市場規模は1兆円超になると言われ、私たちの日常生活になくてはならないものになりつつあるサブスク。そんな中、子育てにまつわる様々な商品にも“サブスク化の波”が到来しているということで、その現状を取材しました。

墨田区にある「Kutoon」。1歳から6歳の幼児を対象に3年前に開業したこのお店、実は世界初という「子ども靴のサブスク」のお店なんです。

料金は月額2,480円からで、店頭やネットから好きな靴を選んでレンタルすることができるほか、月1回までなら無料で別のものと交換もできます。

店内には有名ブランドの商品をはじめ、約3000色の靴が。しかし、そもそもなぜこのような取り組みを始めたのでしょうか。

サービス代表の谷口さんは「自分自身の子どもの原体験だったんですけど、うちの子に関しては同じ靴を毎日履いているような環境で、なかなか靴を自由に選ぶ機会が現状ないというのが一つの大きなきっかけ」と話します。

開業のきっかけとなった、子育て世帯を悩ます「サイズアウト問題」

一般的に幼児期の子どもは、その他の時期と比べて足の成長のペースが速く、3歳までは3ヶ月ごと、3歳以降は半年ごとの靴の買い替えが目安とされています。そのため、靴の購入が足の成長に間に合わないケースが多いのだそうです。

子育て世帯の負担を減らし、快適に子ども靴を利用できるようにするため始まったこのサービス。無駄なく資源を利用するため、履けなくなった靴などの寄付も受け付けていて、全国から年間5000足ほどが送られてくるということです。

◆おもちゃのサブスク…子どもの好みに合わせておもちゃが届く

子育て世帯を助けるサブスクは、他にも。千葉県に住む和田さん一家の子どもが楽しそうに遊ぶカラフルなおもちゃは、購入したものではなく、サブスク。

この「トイサブ!」というサービスは、月額料金を払ってアンケートなどに答えると、専門のスタッフが子どもの好みに合わせて選んだおもちゃが届くというもの。

和田さん一家の場合は月額3980円のコースに加入していて、3ヶ月に一度、6種類のおもちゃが送られてくるということです。

和田さんは「子どもも産まれて、おもちゃも買っていかなきゃなと思ったんですけど、でも買うと荷物も増えるしというところで知って、試してみようかなって思いました。6種類とか送られてくると絶対何かハマってくれるのでいい」と感想を語ります。

運営する企業によると、サービス開始後、利用者数はコロナ禍の巣ごもり需要の影響などもあって約12,000世帯にまで増加。このサービスを始めた理由について企業の代表は、子どもの成長によって使われなくなるおもちゃにもったいなさを感じたためと話します。

代表の志田さんは「子ども向けのおもちゃが家にどんどんいろんな種類が増えていって、使わなくなってしまうということに問題があるなと思っていました。誰かがこういうおもちゃが最適だよっていうのを選んでくれて、それを成長に合わせて交換していけるようなサービスがあったら受け入れられるんじゃないかなと思ってサービスを作りました」と説明します。

「トイサブ!」は今後、関東のほか、関西や愛知、福岡といった地方都市圏にもさらに利用者を拡大していきたいとしています。

子育て世帯を助けるさまざまなサブスク、子どもの成長に合わせて利用してみてはいかがでしょうか。

※この番組の記事一覧を見る

<番組概要>
番組名:おはリナ!
放送日時:毎週月~金曜 7:00~8:00 <TOKYO MX1>
無料動画配信サービス「Rチャンネル」でも同時配信
キャスター:山本里菜、田中陽南(TOKYO MX)
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/variety/oharina/
番組X(旧Twitter):@oha_rina
番組Instagram:@oharina_mx

RELATED ARTICLE関連記事