TOKYO MX(地上波9ch)の情報バラエティ生番組「5時に夢中!」(毎週月~金曜 17:00~)。10月31日(木)放送の「中瀬親方のエンタメ番付」のコーナーでは、新潮社出版部部長の中瀬ゆかりさんがおすすめのエンタメ作品を番付形式で紹介しました。

【“中瀬親方”による10月のおすすめ作品】
◆関脇
映画「永遠の門 ゴッホの見た未来」
11月8日(金)より順次公開
作品が世に理解されずとも筆を握り続けた画家、フィンセント・ファン・ゴッホの人生を描いた本作。唯一、互いの才能を認め合い、心の内をさらけ出すことができたゴーギャンとの出会いと別れ。そして、いまだに多くの謎が残る死まで、不器用にも芸術と向き合ってきた孤高の画家ゴッホは、自身の人生に何を見ていたのか……。
中瀬親方のコメント「本作の監督(ジュリアン・シュナーベル)も画家なので、アートのことがすごくわかっている。ゴッホがどういう景色を見ていたか、南フランス・アルルの自然をゴッホの目線で映されるシーンの撮り方がすごく新鮮。ゴッホ役のウィレム・デフォーの演技が、とにかくゴッホになりきっていて、筆先にまで魂が宿っているかのよう。彼の演技に圧倒された2時間でした」
◆大関
漫画「忘却バッテリー」既刊5巻
みかわ絵子 著(集英社)
「少年ジャンプ+」で連載中のみかわ絵子による高校野球漫画。中学のときに圧倒的な実力を見せつけられて野球に挫折した山田太郎。彼が入学した高校で見たのは、自分を挫折させたバッテリー、清峰葉流火(きよみねはるか)と要圭(かなめけい)。本来、強豪校に入学するほどの実力の持ち主が、なぜ無名校に居るのかと言えば、“知将”で知られるキャッチャーの要が記憶喪失になってしまったから。清峰が、できたばかりの野球部に要を無理矢理に誘い、甲子園を目指す。
中瀬親方のコメント「とにかくキャラクターがものすごく立っていて、私は要くんが大好き。野球にそれほど詳しくなくても、キャラクターの青春モノとしても楽しめます!」
◆横綱
小説「ザ・ロイヤルファミリー」
早見和真 著(新潮社)
「イノセント・デイズ」や「店長がバカすぎて」が話題の新進気鋭作家・早見和真による競馬小説。税理事務所に勤めていた主人公・栗須が、ふとしたことで成り上がりのワンマン社長・山王と知り合う。栗須が、馬主でもある山王の秘書として仕えたことから物語が動き始める。
中瀬親方のコメント「彼が書いた作品のなかでも最高傑作だと思う。競馬のシーンが素晴らしい迫力で描かれている。ただの競馬小説ではなくて、2部構成になっている。1部は、山王と栗須、そして何とか馬を勝たせたいと奮闘する物語。そして、2部は山王と愛人との間に生まれた息子が登場して父から子に継承されていく物語。馬も人間も、父と子。競馬小説と言うよりは、父と子の物語が壮大なロマンで描かれていて、ストーリー展開にグイグイと引き込まれました。エンタテインメントとしても競馬小説としても、金字塔を打ち立てる作品に仕上がっていると思います」
中瀬さんが推す3作品、ぜひチェックしてみてください! 毎月最終木曜日に発表するこのコーナー、次回11月のエンタメ番付は、11月28日(木)にお届けする予定です。お楽しみに。
<番組概要>
番組名:5時に夢中!
放送日時:毎週月~金 17:00~17:59 <TOKYO MX1>
「エムキャス」でも同時配信(地上波放送エリアを除く)
メインMC:ふかわりょう(月~木)、原田龍二(金)
アシスタントMC:大橋未歩(月~木)、ミッツ・マングローブ(金)
月曜コメンテーター:マツコ・デラックス、若林史江、ガウ(黒船特派員)
火曜コメンテーター:岩下尚史、コーヘン会(黒船特派員)
水曜コメンテーター:美保純、江原啓之、おおたわ史絵、小原ブラス(黒船特派員)
木曜コメンテーター:岩井志麻子、中瀬ゆかり、ジョナサン(黒船特派員)
金曜コメンテーター:中尾ミエ、堀江貴文(※月1出演)、セス(こども黒船特派員)
番組Webサイト: https://s.mxtv.jp/goji/
番組Twitter: @gojimu
番組Facebook:https://www.facebook.com/5jinimuchuu