江戸時代、風鈴を「1年中吊るしていた」理由は? 江戸風鈴の工房を見学!

2019.07.28(日)

06:50

東京の魅力を再発見するTOKYO MX(地上波9ch)の情報生番組「週末ハッピーライフ!お江戸に恋して」(毎週土曜11:00~)。7月6日(土)放送の「もっと進め!江戸小町」のコーナーでは、江戸川区篠崎エリアで江戸風鈴を製作しました。

東京の魅力を再発見するTOKYO MX(地上波9ch)の情報生番組「週末ハッピーライフ!お江戸に恋して」(毎週土曜11:00~)。7月6日(土)放送の「もっと進め!江戸小町」のコーナーでは、江戸川区篠崎エリアで江戸風鈴を製作しました。

◆1つ1つ音色が違う“江戸風鈴”

今回訪れたのは「篠原風鈴本舗」。ここでは、300年以上の歴史がある江戸風鈴を製作することができます。案内してくれるのは、篠原惠美さん。

「江戸風鈴は、江戸時代からずっと変わらない作り方で製作され、父が50年ほど前に名付けた風鈴です。型を使わない宙吹きという製法で作るため、厚みなどが1つ1つ異なり、音色の違う風鈴ができます。また、鳴り口を滑らかにしないことで、独特の音色を奏でるのも特徴です」

◆職人技が光る“宙吹き”を見学!

体験の前に、まずは江戸風鈴づくりを見学。宙吹きの様子を見せてもらうことに。

まずは、ガラス種で口玉を作り、風鈴の本体部分を膨らませます。ガラスが冷めたら口玉を削り落とし、鳴り口を整えます。最後に、絵付けをすれば完成。

職人・大槻賢一さんが成形する様子を見学しながら、「これをやるんですか!?」と驚く“ほーりー”こと堀口茉純。江戸文化歴史検定1級に合格し、江戸への愛情は格別なほーりーですが、ガラス種はあっという間に雫状に垂れ下がってしまい、失敗……。

気合いだけではうまくいかない風鈴づくり。大槻さんの手を借り、再挑戦。今度は、見事成功! “絵付け”のステップへと進みます。

◆江戸時代の風鈴は“真っ赤”!

江戸時代、風鈴は魔除けの道具として使われていました。そのため、色は赤色で、1年中吊るしていたといいます。その後、“縁起物”としてさまざまな絵が描かれるように。大槻さんが見せてくれたのは、宝船と松が描かれた風鈴。これには「宝船を待つ(松)」という意味が込められています。

完成品は、スタジオで披露! ほーりーは、とんぼや竹を描き「夏の風物詩を全部詰め込んだ」と自信満々。しかし、レギュラーメンバーの田中雅美に「小学生の絵みたい(笑)」とつっこまれ、スタジオに笑いが巻き起こりました。

伝統的な手法で、世界に1つだけの風鈴を作ることができる江戸風鈴の製作体験。予約方法や詳細は、「篠原風鈴本舗」の公式Webサイトにてチェックすることができます。

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<番組概要>
番組名:週末ハッピーライフ!お江戸に恋して
放送日時:毎週土曜 11:00~11:55 「エムキャス」でも同時配信
レギュラー:朝比奈彩、松尾雄治、堀口茉純、田中雅美
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/variety/edokoi/
番組Twitter:@edokoi9ch

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