清瀬市・旧中央図書館の解体工事続行が決定 再建に膨大な費用…原田新市長「悔しく残念」

2026.04.07(火)

10:20

解体工事が中断された東京・清瀬市の旧市立中央図書館について、原田博美市長は4月6日に会見を開き、従来通り解体を進める方針を示しました。会見で原田市長は「旧中央図書館の解体は続行せざるを得ないと判断した。非常に私自身としてもとても悔しく残念に思っている」と述べました。

解体工事が中断された東京・清瀬市の旧市立中央図書館について、原田博美市長は4月6日に会見を開き、従来通り解体を進める方針を示しました。会見で原田市長は「旧中央図書館の解体は続行せざるを得ないと判断した。非常に私自身としてもとても悔しく残念に思っている」と述べました。

3月の市長選で「地域図書館の復活」を訴えた原田市長が当選したことを受け、4月1日に旧中央図書館の解体工事の中断が決定し、3日に就任した原田市長は早速、今後の方針を決めるため、図書館を視察していました。

視察した上で週明け=6日に会見した原田市長は、すでに内部の解体工事が市長の想定以上に進んでいることや、再建には設計や調査のための膨大な費用がかかることを挙げ、再建は難しいと判断したと発表しました。原田市長は「再開を願っていた市民の皆さんには本当に申し訳ないという思いでいっぱい」と述べました。

旧中央図書館の解体工事は7日から再開され、跡地は多目的広場やゲートボール場として活用される予定です。

<新市長が決断 旧中央図書館の解体続行…工事中断で経費1日約100万円も断念理由>

清瀬市の図書館は前市長の下、去年=2025年3月末に4館を閉館し、今年2月に1館新たに南部図書館を開館していました。この事態を受けて、原田氏は4月の市長選で閉館された地域図書館の再開を訴えていました。しかし原田市長は6日の会見で旧中央図書館の解体続行を発表し、就任早々、建物の再利用を断念する苦渋の決断に悔しさをにじませました。

一方、市民センターの中にあった下宿・野塩・竹丘の図書館は再開への準備を進めるとしています。

解体続行の理由について原田市長は、図書館の中は床や壁、天井が剥がされるなど、すでに市長の想定以上に解体工事が進んでいることや、再建する場合の工期が調査や設計・施工に3年から4年が必要で膨大な費用がかかるためとしました。また今回、就任早々決断した理由について、解体工事の中断により1日に付き、人件費などおよそ100万円の費用がかかるためと説明しました。原田市長はこれらを考慮して総合的に判断したということです。
 

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