東京・墨田区両国地区にある「江戸東京博物館」が4年間の大規模改修を終えて3月31日にリニューアルオープンしました。実物を元に再現された『日本橋』を渡っていくと、明治時代の銀座の象徴『服部時計店』が実物大で再現され、出迎えてくれます。
今回はリニューアル前にあった「朝野新聞社」の原寸大模型が、史実に基づいて高さ26メートルの「服部時計店」に改築されたほか、江戸の街並みを歩いて、実際に長屋に入ることもできます。長屋に入ってみると、意外と天井が高いことが分かります。来館者が当時の様子をより深く感じ取れるよう、実際に中に入ることができる建物の模型など体験型の展示が充実しています。
来館者からは「4年間待ち遠しかった」「迫力があってすごかった」といった声や、訪れた親子連れからは「昔ってこんな感じなんだなって思った。人力車は高くて、ちょっと怖かった」「建物がこのサイズであるというのはなかなかない。とても面白いし中を見られるので、子どもたちも楽しんでいてよかった」といった声が、また「家の進化がすごい。始めは小さかったのに台所ができて、最終的に大きくなってすごいと思った」などといった感想も聞かれました。
年間100万人規模の来館者を目指すとしている江戸東京博物館に、東京都の小池知事も「東京のアイコン」にしたいとして「都民だけでなく国内外からの観光客が何度でも訪れたくなる東京のアイコンになるよう、さらなる魅力向上を図っていく」と述べ、期待を込めました。
また、今回のリニューアルに伴い、東京都が東京大空襲など戦争の記憶保存のため戦争経験者から聞き取った貴重な証言映像も公開されます。この証言映像は1990年代に330人の経験者から聞き取ったもので、およそ30年にわたって非公開となってきましたが、今回のリニューアルに伴って198人分が初めて常設展示となります。95歳だという来場者は「多くの人に見てもらい、戦争・核兵器のない世界・日本を実現していくよう、役立ててほしい」と話していました。
江戸東京博物館は常設展の観覧料が一般800円となっています。





