東日本大震災を経験した防災士が断言!水や食料品以外に防災バッグに常備すべきは“現金”、その使い道とは?

2026.03.23(月)

06:50

TOKYO MX(地上波9ch)の報道・情報生番組「堀潤 Live Junction」(毎週月~金曜20:00~)。家計に関するお金のニュースを深掘りする「豊崎由里絵の家計Lab」のコーナーでは、災害で被災した際に必要なお金について取り上げました。

TOKYO MX(地上波9ch)の報道・情報生番組「堀潤 Live Junction」(毎週月~金曜20:00~)。家計に関するお金のニュースを深掘りする「豊崎由里絵の家計Lab」のコーナーでは、災害で被災した際に必要なお金について取り上げました。

◆災害時に必要な“現金”

災害発生時の備えとして“防災バッグ”は必須です。その中には水や食料などをあらかじめ入れておく必要がありますが、意外と入れ忘れている人が多いのが“現金”です。

なぜ現金が必要なのか。そして、いくらぐらい入れておくべきなのか。今回は東日本大震災の時に現金の必要性を感じたという防災士の大沢しのさんに話を伺いました。

震災直後、避難生活をしていた大沢さんが困ったことのひとつが“買い物”でした。「コンビニも閉まっているところが多く、クレジットとかは使えなかったと思います。レジの電源も入ってない状態で、(店員さんは)電卓で計算して、レジ開けっぱなしでお釣りを受け渡していた感じです」と当時を振り返ります。

停電や通信障害の影響でキャッシュレス決済が使えなかった経験から、大沢さんは防災バッグに現金を常備。災害直後の約3日間は救助活動が優先され、物資が届きにくいため、その間をしのぐお金として1人4,000円を目安に用意しているとか。

さらに、用意するお金の種類も重要で、大沢さんは500円硬貨1枚、100円硬貨4枚、50円硬貨1枚、10円硬貨5枚、そして1,000円札3枚用意しています。

なぜ紙幣だけでなく硬貨も用意しておくかというと、自動販売機で購入する際、お釣り切れで買えないことを防ぐためだそう。災害時にはコンビニやスーパーが閉まり、自動販売機しか使えないケースも。さらにつり銭不足で小銭が出ないこともあるため、小銭も必須なのだそうです。

大沢さんの話を聞き、スタジオの元衆議院議員の金子恵美さん、ジャーナリストの春川正明さん、元裁判官で国際弁護士の八代英輝さんは感心しきり。春川さんは「防災袋の中に(現金を)入れる発想はなかった」、八代さんも「自動販売機も釣り銭なし、(購入金額と)ぴったりじゃないと買えなくなっちゃったりしますもんね」と大きく頷きます。

◆避難生活に備えて必要な費用は?最低でも生活費の3ヶ月~半年分

被災後の生活に必要な費用について、日本ファイナンシャルプランナー協会によると、災害などに備えて確保する“緊急予備資金”は最低でも日々の生活費の3ヵ月〜6ヵ月分。二次被害などで長期化することを想定すると、1年分程度の生活費を準備することが望ましいとか。例えば、日常生活費として1ヵ月20万円使っている家庭は3ヵ月分だと60万円。日常生活費が月額30万円の家庭の場合、半年分だと180万円。35万円だと1年分だと420万円になります。

これだけのお金が何に必要かといえば、飲食費やホテルなどに一時避難する際の滞在費。そして、日用品も備えているものだけでは足りなくなるのでその購入費用。加えて、親戚などの家に避難する際は交通費もかかります。さらに、家財が壊れた場合は買い替える必要も出てくるかもしれません。

総じてキャスターの堀潤は「僕はネットバンキングを使うんですけど、メガバンクの口座も取っておきたいんですよね。なぜなら東日本大震災の時、(メガバンクなど)窓口を持っている銀行は日銀に『紙幣を持ってきてください!』と東京から紙幣を送ってもらって、避難先で現金を配っていたんですけど、ネットバンキングはどうなのか。(そういった点も)改めて総点検を」と呼びかけていました。

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<番組概要>
番組名:堀潤 Live Junction
放送日時:毎週月~金曜 20:00~21:00 <TOKYO MX1>
無料動画配信サービス「Rチャンネル」でも同時配信
キャスター:堀潤(ジャーナリスト)、豊崎由里絵、田中陽南(TOKYO MX)
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/variety/live-junction/
番組X(旧Twitter):@livejunctionmx
番組Instagram:@livejunction_mx

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