国連が定める「国際女性デー」に合わせて、NHKと民放各局が連携して女性の生き方や健康について考え、発信する取り組みを展開しています。今回は看護師として活躍しながら、心と体の健康づくりを支援する社団法人を立ち上げるなど、挑戦を続ける女性に幸せな歳の重ね方を伺いました。
新宿区のクリニックで働く小西紀江さん、看護師歴38年。青森県内の総合病院や都内の医療機関などで命と向き合い続けてきました。
(看護師歴38年の小西さん)
「患者が出す言葉・話し方・顔色・仕草からも、患者の症状を見つけて対応している」
患者からの信頼も…
(患者)
「明るい人柄が出ているので、体調が悪い時はメンタルが落ちている。そういう時に勇気づけられるというか」
小西さんは22歳で結婚後、3人の子どもに恵まれます。離婚後、子育てをしながら看護師としてのキャリアを積み重ね、2018年看護部長に上り詰めます。しかし組織をまとめ上げる管理職特有の“本音を言えない苦しさ”を経験したことが、人生の転機になったと話します。
(小西さん)
「私は本当はもっと本音を言いたいのに、本音を言ったら看護部長が言ったと言われてしまう部分が本音を言えなくて、苦しんで結果、スタッフや看護師長を苦しめたというのが残って、それを救いたかった」
2024年6月、小西さんは心身の健康を支援する一般社団法人を設立。セルフケアをテーマに、企業研修や講座を展開しているほか、マネジメントについての電子書籍も出版しました。
(小西さん)
「感情の扱い方を訓練すれば、何歳からでも上手に使えて楽に生きられる。自分は自分の問題、相手の問題と分けて相手を成長させていけるような感情の使い方をみんなに伝えたい」
一方、プライベートでは北海道で開催されている「100キロマラソン」に20年以上、挑戦しています。仕事に趣味に、全力で走り続ける小西さん。去年12月、患者さんと接する中で幸せに歳を重ねるための「ある視点」に辿りついたといいます。それは「高齢者」ではなく「幸齢者」と考えること。
(小西さん)
「高齢者の“こう”を“高い”以外に何かないかなといったときに、幸せしかないとなった。歳を重ねて幸せになってほしいですね。苦しく歳を取っていくというより、やはり生きていく上の足し算ではないかなと思っている。赤ちゃんが手を広げた時に自分で幸せをつかむために手を広げると、看護師になった時に聞いた。人生100年時代はすごく短いと思う。あっという間にやってくるので、いかに充実させて生きていくのかは幸せしかないと思う」





