TOKYO MX(地上波9ch)の報道・情報生番組「堀潤 Live Junction」(毎週月~金曜20:00~)。家計に関するお金のニュースを深掘りする「豊崎由里絵の家計Lab」のコーナーでは、引っ越し料金高騰の裏で行われている価格を抑えるサービスに注目しました。
◆LINE見積もりで作業効率が10倍に!
引っ越し見積もりの比較サービスなどを提供している「引っ越し侍」によると、引っ越しのピークである3月の料金は上昇傾向が続いています。

去年3月の単身者の引っ越し料金の相場は約14万2,000円。家族だと約24万3,000円で、この5年間でどちらも約5割値上がりしています。

そうした中、引っ越し料金を抑えるためのサービスが拡大しています。都内で引っ越しする大学生が利用したそのサービスは、電話やLINEで行う見積もりサービスです。

通常、引っ越しの見積もりは作業員が実際に訪問して行いますが、これは運ぶ荷物や部屋、通路などを電話やLINEで伝えることでその手間を省いています。
このサービスを実施している引っ越し業者「東京ムービング」の渡辺さんは、「年々人件費が高くなる傾向があり、訪問見積もりを取りやめ、その分をお客様に価格転嫁している」とその概要を解説。

具体的には、利用者に通路や運ぶ荷物の写真を細かく撮影してもらい、それをもとに熟練したスタッフが荷物量や搬入経路を分析。訪問しなくても正確な見積もりを出しているそうです。

去年からこのサービスへ完全に切り替えたところ、1〜2万円程度の価格抑制に成功。「訪問見積もりだと1日5〜6件ぐらいしか回れないが、LINE の見積もりだと1人のオペレーターが1日に50人程度話ができる。作業効率でいえば10倍近く上がった」と渡辺さん。

こうしたオンラインなどで行う訪問なしの見積もりサービスは、近年徐々に広がりを見せているそうです。

経済アナリストの池田健三郎さんは、「これは究極の人海戦術。引っ越し(を行うの)は絶対に人間。まだロボットとかには置き換えられない。ということは、供給制約があるから(利益を上げるには)効率を上げるしかない。だから人間が行く見積もりをなくす」とこのサービスのポイントを指摘。

また、「重要なのは“需要を平準化”させること」とも。例えば、人事異動は主に春に行われることが多く、その時期に一斉に引っ越しが行われますが、そうしたことをまず公務員から廃止させるべきと池田さんは訴えます。
◆引っ越しと同時に不用品の買い取りも
引っ越し料金を抑える取り組みは他にもあります。国内外にリサイクルショップを展開する「トレジャーファクトリー」では、引っ越しと同時に不用品の買い取りを行うサービス「トレファク引越」を展開しています。

引っ越し金額から買い取り金額が差し引かれることで、最終的な料金を抑えることができます。例えば、今年3月に千葉県・流山市から江東区に引っ越した家族の場合、有機ELテレビを1万5,000円、ゲーミングモニターを9,600円などで買い取ってもらうことで、見積もりの28万5,000円から最終的な支払いは24万1,000円に。約4万円も価格を抑えることができました。

この取り組みに元裁判官で国際弁護士の八代英輝さんは「(不要なものを)買い取ってもらえるなら、これはありがたい」と絶賛していました。

<番組概要>
番組名:堀潤 Live Junction
放送日時:毎週月~金曜 20:00~21:00 <TOKYO MX1>
無料動画配信サービス「Rチャンネル」でも同時配信
キャスター:堀潤(ジャーナリスト)、豊崎由里絵、田中陽南(TOKYO MX)
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/variety/live-junction/
番組X(旧Twitter):@livejunctionmx
番組Instagram:@livejunction_mx





