令和の今、“編み物ブーム”再び! その背景にはコスパ・タイパ、さらにはデジタルデトックスも

2026.02.26(木)

06:50

TOKYO MX(地上波9ch)朝の報道情報番組「Wake Up 7」(月~金曜 7:00~)。最新のトレンドを紹介する「トレトピ」のコーナーでは、“令和の編み物ブーム”を取材しました。

TOKYO MX(地上波9ch)朝の報道情報番組「Wake Up 7」(月~金曜 7:00~)。最新のトレンドを紹介する「トレトピ」のコーナーでは、“令和の編み物ブーム”を取材しました。

◆平成と令和、編み物ブームの違いは?

手芸用品専門店「ユザワヤ」を訪れてみると、そこには毛糸を選ぶ多くの若者の姿がありました。話を聞いてみると「去年から(編み物を始めた)。毎日学校に持っていって、移動中もずっと編んでいる」、「SNSとかにいろんな人の作品があがっていて、それを見て毛糸を探しに」といった声が。令和の今、“編み物”が再評価されています。

この兆候について、ユザワヤ蒲田店の毛糸売場担当・舛館さんは「30〜40年前を超えるブームだと思います。去年の11月頃から昨年比1.5倍ぐらいの売り上げです」と言います。

“編み物ブーム”は昭和から平成初期にかけても起こりましたが、現在の編み物ブームはさまざまな特徴があり、編み方のトレンドも以前とは違うそうで「昔は棒針で編むのが主流でしたが、今は“かぎ針”が主流です」と舛館さん。

以前のブームの際によく使用されていた2本の棒針と違い、今は先がフック状になっているかぎ針が主流。これは1本で編むことができるため手軽で、さらには曲線や立体的なものを作りやすく、花のモチーフやバッグ、人形や帽子など小物を作るのに向いています。

さらに、もうひとつのポイントが「早く編めること」。棒針と比べ、編み目を大きく編めるので、その分少ない作業量で完成させることができます。

続いて、舛館さんにこの冬のトレンドの毛糸を伺ってみると「今年よく売れているのがロリポップガーデンです」とのこと。これはカラフルなつぶつぶがアクセントの毛糸で、帽子などの小物にオススメ。加えて、もはや糸に見えない極太の毛糸など、個性溢れる毛糸が人気だそうです。

◆編み物でデジタルデトックス!?

現在の令和の編み物ブームの立役者となったのは「100円ショップ」です。100円ショップ「Seria」カメイドクロック店・エリア店長の坂田さんによると、同店では編み物グッズは約270種類あり、とりわけ毛糸のラインナップは約240種。しかも、その価格は110円と気軽に毛糸を買って編み物に挑戦できます。

また、Seriaではホームページでレシピや編み方が学べる動画を無料公開中。この動画を見て始めやすいことも人気を後押ししているようです。

今回のブームの背景について、情報堂生活総合研究所・上席研究員の近藤さんは、編み物が“令和の欲求”にあっていると分析。「いつでもどこでも、あとは誰でも安価に始められる手軽さが、タイパ・コスパ志向に合致していますし、インターネットなど情報が溢れている中で“ノイズをシャットダウンしたい”という欲求にも編み物はしっかりと応えられる趣味になっている」と解説します。

編み物はカフェや通勤、通学中など場所にとらわれずにできる上、集中して編む行為がデジタルデトックスにもつながるようです。実際、編み物をしている方からは「何も考えないでできるから楽しい」「気づいたら時間か経っていて、スマートフォンとかを外に置いている時間が増えた」といった声がありました。

さらに、元来編み物にある“独自性を出せる”という魅力も令和の時代に再評価されているとか。近藤さんは「今はもうネットでなんでも買えますし、AIに聞けばなんでも正解が手に入る中で、非常に便利な反面、人とかぶってしまう。それだけに他の人が持っていない、自分だけのものを手に入れたい欲求が高まっている。(編み物は)インスタで見て“いいな”と思ったものを真似することもできるし、素材や色の変えることで自分らしさも表現できる。その編集力の高さもウケているのかなと思います」と語ります。

編み物は今、自由に自分を表現でき、心も癒す存在となっていました。

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<番組概要>
番組名:Wake Up 7
放送日時:毎週月~金曜 7:00~7:30 <TOKYO MX1>
無料動画配信サービス「Rチャンネル」でも同時配信
番組Webサイト: https://s.mxtv.jp/hodo-sports/wakeup7/
番組X(旧Twitter): @mx_wakeup7
番組Instagram: @wake_up7_mx9

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