スーパーで繰り広げられている熾烈な“からあげ大戦争”!醤油、塩、鶏…からあげに各社が力を入れる理由とは?

2026.02.06(金)

06:50

TOKYO MX(地上波9ch)朝の報道情報番組「Wake Up 7」(月~金曜 7:00~)。最新のトレンドを紹介する「トレトピ」のコーナーでは、競争が激化している「スーパーのからあげ」を取材しました。

TOKYO MX(地上波9ch)朝の報道情報番組「Wake Up 7」(月~金曜 7:00~)。最新のトレンドを紹介する「トレトピ」のコーナーでは、競争が激化している「スーパーのからあげ」を取材しました。

◆スーパーのからあげ戦国時代

いまや日本の国民食ともいえる“からあげ”。ある調査結果によると、2025年の日本人の年間からあげ消費量は380億個以上となる見込み。加えて、からあげを食べる方法として最も多いのが42.8%を占める「惣菜」でした。

一般社団法人 日本唐揚協会の八木専務理事はこの現状について「スーパーの惣菜売り場の看板商品は“からあげ”。どのスーパーもからあげに力を入れている」と指摘します。

近年、スーパーのからあげは戦国時代へと突入しており、各社選ばれる商品を目指し、独自のからあげ作りでしのぎを削っています。

例えば、「イオンスタイル」では独自のブランド“唐王”を展開。

そのこだわりは、肉の味付けに濃口醬油、濃厚濃口醬油、薄口醤油の3種類をブレンドしているところです。

イオンリテールの久保さんはこの味付けに関して「先味と中味と後味で常に醤油の味が伝わるような形でバランスを保ちつつ、イオンオリジナルの独自のからあげを作るように力を入れている」と解説。

さらには、もうひとつこだわりが。「唐王専用の粉を使っており、粒を小さくすることで薄衣のからあげができあがるのでサクッとした食感が楽しめる」といいます。

イオンスタイルの商品開発の情熱は衰えることなく、発売から6年経った今でも毎年改良を重ねています。久保さんは「(唐王は)イオンの看板商品であり、惣菜売り場で手軽に買っていただくという意味で重要な商品となるので改良している」と話していました。

◆各社が“からあげ”にこだわる理由とは?

醤油にこだわるイオンスタイルに対し、スーパー「オーケー」のからあげのこだわりは“塩”。オーケー惣菜寿司部長の田中さんは「醤油とかいろんなフレーバーのからあげが世の中にあるが、オーケーは塩をメインに持ってきている」と言います。

看板商品である「4種塩の若鶏もも唐揚げ」で使用されている塩は、肉の味付けに「パタゴニア湖塩」。衣に「鳴門のうず塩」、「赤穂の天塩」、「淡路島の藻塩」の3つ。当初2種類の塩を使っていましたが、改良を重ねるうちに3種類、そして4種類と増えたそうです。

田中さんは「肉本来の旨味を引き出すのはシンプルに塩に着目して開発を進めた。最終的に食べて、満足度ともう少し食べたいというような毎日食べられるものを目指して作っている」とこだわりを語ります。

オーケーの特徴は塩だけでなく安さにも。安価な価格を実現するためには容器にもこだわりが。「いろんな種類の容器を使っているように見えて、実は種類が少ない。マスメリット、量をたくさん発注して1個あたりのコストを下げていく。なので、安さにはこだわりと自信がある」と田中さん。

価格を抑えたオーケーと違い、スーパー「ライフ」の戦略は“高級路線”。「純和赤鶏むね塩唐揚げ」の価格はオーケーよりも100円程度高めの価格設定です。

ライフでからあげは惣菜でトップ5に入る人気商品ですが、そのこだわりは“鶏”です。希少価値の高い純和赤鶏、中でもむね肉を使い、ヘルシーに仕上げている点も人気の秘訣です。

火花を散らすスーパーからあげ戦国時代。なぜスーパー各社はからあげに力を入れているのか。日本唐揚協会の八木専務理事に伺うと「スーパーが独自色を出そうとすると、惣菜売り場にどれだけ力を入れるかが勝負になってくる」と主張。

さらには「その惣菜売り場の主役がからあげ。例えば、スーパーのからあげができるまでに肉メーカー、粉メーカー、たれメーカーの最先端の知見が集まり、総力結集でできている。からあげがおいしくなれば来店動機になり、集客商品の柱になっていると思う」と熱弁していました。

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<番組概要>
番組名:Wake Up 7
放送日時:毎週月~金曜 7:00~7:30 <TOKYO MX1>
無料動画配信サービス「Rチャンネル」でも同時配信
番組Webサイト: https://s.mxtv.jp/hodo-sports/wakeup7/
番組X(旧Twitter): @mx_wakeup7
番組Instagram: @wake_up7_mx9

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