TOKYO MX(地上波9ch)の報道・情報生番組「堀潤 Live Junction」(毎週月~金曜20:00~)。家計に関するお金のニュースを深掘りする「豊崎由里絵の家計Lab」のコーナーでは、“恵方巻きの価格”について取り上げました。
◆恵方巻きにも値上げの波が…
帝国データバンクによると、節分シーズンにおける恵方巻きの平均価格は2022年が818円。しかし、2025年は1,050円。今年は1,173円となり、2年連続で1,000円を超えています。また、高級志向なものが多い海鮮恵方巻きも年々価格が上昇しています。

その理由のひとつが原材料の高騰です。恵方巻きに必須のお米とのりの価格が高騰。さらには水産物も。特にサケの不漁でイクラの高騰が著しく、そのほかにも前年に比べ価格が上昇している原材料が数多くあります。

そうした中、少しでも価格を抑えようと販売店ではさまざまな工夫を重ねています。「仕入れ価格は前の約倍。米は3倍近く上がっている」と話すのは世田谷区で60年以上営む老舗寿司店「栄寿し総本店」の店主・和栗さん。同店ではマグロを中心に七品目を使用した恵方巻きを販売しています。

ただ、金運上昇の縁起物と言われているイクラはその意味とは裏腹に価格が高騰し、今年は使用を断念。しかし、食材が軒並み値上がりする中でも利益を圧縮するなど店側の努力で価格は去年と据え置きに。

和栗さんは「高いとうちの暖簾(手頃な価格)と違ってる感じがする。(食材が)値上がりしてるけど、年に一度だけですから、お客さんにサービスのつもり」と話します。
◆コンビニでもさまざまな工夫が…
大手コンビニも工夫を重ねています。ファミリーマートは容器をなくしてフィルム包装に変更することでコスト削減。加えて、コストの高い海鮮系の具材を減らし、代わりに手頃な価格の牛肉を使うなどして値段を抑えました。

そして、ローソンでは高騰している国産米ではなくアメリカ産のカルローズ米を使用。カリフォルニアロールをイメージした洋風恵方巻きを展開しています。

さらに、イオンからは恵方巻きの常識を覆す商品も。それは、お米やのりを使わずに具材をトルティーヤで巻いた「タコス恵方巻き」。自由な発想で好みの具材を巻くことで恵方巻きの雰囲気を楽しむことができるとか。

こうした状況にキャスターの堀潤は「本当は縁起のいいことをしたいけどできない」、さらには「もう恵方巻きじゃないものになってきそう」と苦笑い。

一方、トレジャーデータ株式会社CMOの宮野淳子さんは「企業からすると原価は上がるが利益率は担保しなければいけないので、値上げしなければいけない」と話す傍ら「こうしたイベントごとは企業にとっては非常にありがたい。例えば、私は昔ケーキ屋さんのコンサルタントをしていたことがあるが、ケーキを恵方巻きの形にして売ってみると非常に売り上げがよかった」とも。

また、東京国際大学 副学長のジョセフ・クラフトさんは恵方巻きが大好きだそうで「年に一回の行事なので、ちょっと贅沢に」と節分の過ごし方を明かしつつ「以前はカカオ豆の高騰でチョコレートが高く、今回は恵方巻きが値上がりした。世知辛い世の中だなと思う」と嘆いていました。

<番組概要>
番組名:堀潤 Live Junction
放送日時:毎週月~金曜 20:00~21:00 <TOKYO MX1>
無料動画配信サービス「Rチャンネル」でも同時配信
キャスター:堀潤(ジャーナリスト)、豊崎由里絵、田中陽南(TOKYO MX)
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/variety/live-junction/
番組X(旧Twitter):@livejunctionmx
番組Instagram:@livejunction_mx





