日本のニュースや課題を海外の人たちはどのように見るのか、中国出身の報道部・曹蒙記者が、世界から多くの外国人が訪れる東京で聞きました。今回のテーマは「東京都の宿泊税の見直し」についてです。
東京都は、ホテルなどの宿泊者に課している宿泊税について、現在の定額制を変更し、3%の定率制を導入する方針を明らかにしました。対象には新たに民泊も加える方針で、2027年度の施行を目指します。
こうしたなか「宿泊税の見直し」についてどう思うのか、東京を訪れる外国人に聞きました。
Q:東京が宿泊税を見直す計画について、どう思いますか?
フィンランドから:「お金を沢山持っている人ほど多く払うという点で公平だと思います。そのお金が観光によって生じる問題の解決に使われるのであればいいアイデアです」
オーストラリアから:「定額制から宿泊料金に応じた定率制に変えるのは、とても公平だと思います。支払える人がより多く支払うことになりますし、そのお金が東京のため、みんなのために再投資されるのであれば、とても良いことだと思います」
賛成という意見がある一方、反対や不安の声も多くありました。
アメリカから:「私は『安くて快適な日本』に来るのが好きなので、個人的にはあまり歓迎したくありません。安いホテルがこれまで以上に早く予約が埋まって、価格的に泊まれない人が出る可能性もあります」
オーストラリアから:「観光業に悪影響が出る可能性があると思います。日本に旅行するにあたって、判断材料の一つになります。特に家族旅行の場合、費用が増えてしまいます。(Q:3%は高すぎると思いますか?)はい、高すぎると思います、観光客に確実に影響を与えてしまいます」
また、徴収した宿泊税をどのように使うべきかについても聞きました。
ブラジルから:「治安や警備、清掃、衛生面などです」
オーストラリアから:「観光客がごみを捨てられるように、街中にごみ箱を増やすのが効果的だと思います。座れる場所を増やすのもいいと思います。東京は座れる場所がとても少ないので」
インドネシアから:「日本の公共交通機関はすでにとても素晴らしいですが、例えば、観光客向けの施設がさらに充実すると助かります。私はイスラム教徒なので、礼拝スペースやハラール対応のレストランが、もっと見つけやすくなると、とても便利だと思います。特に、インドネシアから来たムスリムの観光客にとっては重要です」
続いて自国の状況を聞きました。
マレーシアから:「外国人観光客に対して『観光税』のようなものはあります。(Q:現地の人には適用されないですか?)はい、適用されません」
フィンランドから:「フィンランド北部では問題が起きています。雪を見たい観光客が増え、今のところは観光客から税金を徴収していませんが、宿泊税を導入すべきかどうかという議論はあります」
メキシコから:「私はむしろ、観光のメリットを強く感じています。だから、個人的には、メキシコで宿泊税などで観光を抑えるようなことはしたくないと思っています」





