豊洲市場で初競り 一番マグロに5億1030万円“史上最高値”

2026.01.06(火)

10:20

東京・江東区の豊洲市場で1月5日、新春恒例の「マグロの初競り」が行われ、午前5時10分の取引開始の鐘を合図に、威勢のいい掛け声が飛び交い、次々とマグロが競り落とされていきました。一番マグロは5億1030万円で競り落とされ、東京都によりますと記録が残る1999年以降で過去最高の落札額です。

東京・江東区の豊洲市場で1月5日、新春恒例の「マグロの初競り」が行われ、午前5時10分の取引開始の鐘を合図に、威勢のいい掛け声が飛び交い、次々とマグロが競り落とされていきました。一番マグロは5億1030万円で競り落とされ、東京都によりますと記録が残る1999年以降で過去最高の落札額です。

競り落とされたのは青森県大間で水揚げされた243キロのクロマグロで、すしチェーン「すしざんまい」を運営する喜代村が落札しました。喜代村の木村清社長は「この形、スタイル、脂のきめの細かさ、素晴らしい。日本国民の皆さんがおいしいマグロを食べて元気になってほしい」とコメントしました。

そして午後1時半、築地のすし店で競り落とされた一番マグロの「解体ショー」が行われました。解体されたマグロは木村社長の手によってさばかれ、すぐさま客に振る舞われました。

一番マグロは通常価格で提供され、店を訪れた人たちは縁起物のマグロに舌鼓を打っていました。一番マグロを食べた客は「最高にうまかった。大トロ食べました。最高です」「大間のマグロは最高。(新年)明けて、いいことずくめ」などと笑顔を見せていました。

一番マグロは全国46の店舗で順次提供されるということです。

<三宅島産クロマグロも初競りに…1本約45万円 「東京まぐろ」ブランド化の鍵は“隙間産業”>

今回の豊洲市場の初競りには東京・三宅島で取れたクロマグロ5本も出されました。

三宅島のマグロの中で最高値を付けたものはおよそ179キロのもので、45万円になったということです。5億円と比較するとかけ離れて見えますが、初競りでは「一番マグロ」「2番目」を除いては比較的安値になるものだということです。三宅島漁協の関恒美組合長は「東京でもマグロが取れると知ってほしいので、注目度の高い初競りに出した」と話しています。

近年、東京でも島しょ部を中心にクロマグロの漁獲量は増加しています。7年ほど前には年間で数本しか取れなかったマグロは、2025年には三宅島で137本、八丈島では124本の水揚げがあったということです。東京都漁業協同組合では「東京まぐろ」としてブランド化を進めています。

「東京まぐろ」の漁の時季を有名なブランドマグロとして今回の初競りでも過去最高値を付けた青森県の「大間マグロ」と比較すると、東京の漁期は例年12月ごろから翌年の3月ごろまでで、大間の“8月ごろから翌年の1月ごろまで”と若干異なっています。そこで「東京まぐろ」は大間のマグロの水揚げがなくなる2月以降、いわゆる“隙間産業”として、市場で品質トップになることを目指し、現在は漁師に対する丁寧な処理方法の周知徹底などを行っているということです。

今年度=2025年度中をめどに、東京産のマグロをアメリカなど海外へ輸出することも検討しているということです。

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