値上げラッシュで自販機飲料が200円時代に…一方100円で販売“格安自販機”の安さの秘密を探る!

2025.12.15(月)

06:50

TOKYO MX(地上波9ch)の報道・情報生番組「堀潤 Live Junction」(毎週月~金曜20:00~)。家計に関するお金のニュースを深掘りする「豊崎由里絵の家計Lab」のコーナーでは、値上げラッシュで200円時代に突入した“自販機飲料”について取り上げました。

TOKYO MX(地上波9ch)の報道・情報生番組「堀潤 Live Junction」(毎週月~金曜20:00~)。家計に関するお金のニュースを深掘りする「豊崎由里絵の家計Lab」のコーナーでは、値上げラッシュで200円時代に突入した“自販機飲料”について取り上げました。

◆値上げラッシュで自販機飲料が200円時代に

10月は3,000品目以上の商品の値上げが実施され、またも私たち消費者の家計を直撃することに。なかでも話題となっているのが、ペットボトル飲料の値上げです。

例えば、主要飲料メーカーでは「コカ・コーラ」(日本コカ・コーラ)や「サントリー烏龍茶」(サントリーホールディングス)、「午後の紅茶」(キリンビバレッジ)などの500mlペットボトルのメーカー希望小売価格が、180円(税別)から10月出荷分より200円(税別)へと引き上げに。これにより、定価販売する自動販売機でのペットボトルの値段が、200円超えとなる時代に突入しました。

値上げの背景には、原材料価格の高騰をはじめ、容器包材価格やエネルギー価格、物流価格など関連費用の高騰が影響しているということです。

「コカ・コーラ」を例に、これまでの飲料の価格の変遷を見てみると、缶飲料が100円となったのが、1983年。その後、物流価格の上昇などを理由に1992年に110円へと値上げされました。これは物流費の上昇などが理由でした。

そして、「コカ・コーラ」の500mlペットボトルが登場したのは1996年で、当時の販売価格は136円。その後1998年に140円、2022年に160円へと値上げ。そして2024年180円に値上げし、今回遂に200円台に突入しました。

千葉商科大学准教授の常見陽平さんは開口一番、200円台はおろか「360円じゃだめですか?」と提案。というのも、パリやニューヨークなどの都市では、10年ほど前にすでに日本円相当で「コカ・コーラ」の500mlペットボトルが360円ぐらいで流通していたそうで、当時勤めていた職場で「(日本のような)これだけの大都市なのに、150円で買える国って、これをどう捉えるべきなのか」といった議論に発展したことがあったといい「200円で高いと感じる国って、おかしいんじゃないか」と問題提起します。

◆値上げの波に負けず100円で販売する格安自販機も

自販機ペットボトル飲料が200円時代に突入するなか、安さを売りにしている「格安自販機」が再注目されています。

缶コーヒーや缶入りコーラ、さらにはペットボトルのコーヒーなど、100円で販売する商品を数多く取り揃えている格安の自動販売機。この自販機を手掛けるメーカーは2011年に沖縄から都内に進出し、現在は東京近郊でおよそ1,500台が稼働しています。

何故これほど安く販売できるのか。この格安自販機を運営するミリオンの平川社長によると、時期ごとのパッケージデザインの変更など、商品の入れ替え時期に在庫として抱えてしまっているものや売れ残ってしまっているものを飲料メーカーから安く大量にまとめ買いすることで、大手が170円で販売しているものを110~120円で売ることが可能に。

平川社長は、「面白い・安い・皆さんに喜んでもらうのが我々の企業理念なので、消費者に安く買っていただき喜んでもらえれば。(格安での提供を)ずっと変わらずにやっていきたい」と力を込めていました。

ちなみに、格安自販機の見つけ方は「駅近くの人通りの多い場所を探す」のがおすすめ。薄利多売のため、人目に付きやすい場所に設置する必要があるそうで、渋谷駅や新宿駅の周辺にも置かれています。

ミリオンの平川社長の思いや常見さんからの問題提起を踏まえた上で、キャスターの堀潤は「消費者目線で経済を見るのと、流通側の目線に立って経済を見るのとでは、お金の価値そのものが全然違って見えてきませんか」と感想を口にします。

これを受けて、常見さんは「(自販機に)100円玉を入れて買うよりも、今は電子マネーで買うようになってきているから、(今後は)電子マネー割引みたいなものもあり得るし、逆に単価を上げていくという可能性だってあるので、むしろビジネスチャンスと捉える発想も必要だと思う」と私見を述べていました。

※この番組の記事一覧を見る

<番組概要>
番組名:堀潤 Live Junction
放送日時:毎週月~金曜 20:00~21:00 <TOKYO MX1>
無料動画配信サービス「Rチャンネル」でも同時配信
キャスター:堀潤(ジャーナリスト)、豊崎由里絵、田中陽南(TOKYO MX)
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/variety/live-junction/
番組X(旧Twitter):@livejunctionmx
番組Instagram:@livejunction_mx

RELATED ARTICLE関連記事