渋谷区「ポイ捨て」に過料最大2万円の条例案、議決へ 事業者にごみ箱設置の義務付けも

2025.12.10(水)

10:10

東京・渋谷区議会で、ごみのポイ捨てなどに対して最大2万円の過料を科す条例案が提出されました。

東京・渋谷区議会で、ごみのポイ捨てなどに対して最大2万円の過料を科す条例案が提出されました。

渋谷区議会に提出された条例の改正案では、ごみを決められた場所以外に捨てる「ポイ捨て」をした人に対し、2万円以下の過料を科すことを定めています。条例案を提出した渋谷区の長谷部健区長は2000円を徴収する方針をこれまでに表明しています。さらに、ごみが多い渋谷駅・原宿駅・恵比寿駅付近でテイクアウトなどを行う飲食店に対して、ごみを回収するためのごみ箱を設置することを義務付けるとしています。設置しない場合、勧告や店名の公表を行い、それでも従わなければ5万円以下の過料を科すということです。

区はこうした条例案を提出する理由について「コロナ流行後の観光客の増加により、ごみの持ち帰りを呼びかけるだけでは対処できなくなった」としています。

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