学童の待機児童が増加、特に高学年は深刻な状況に…ある企業が始めた取り組みに有識者たちから絶賛の声

2025.11.26(水)

06:50

TOKYO MX(地上波9ch)の報道・情報生番組「堀潤 Live Junction」(毎週月~金曜20:00~)。育児の悩みを解決に導く「トヨサキ育児っと」のコーナーでは、近年増加傾向にある“学童の待機児童”について取り上げました。

TOKYO MX(地上波9ch)の報道・情報生番組「堀潤 Live Junction」(毎週月~金曜20:00~)。育児の悩みを解決に導く「トヨサキ育児っと」のコーナーでは、近年増加傾向にある“学童の待機児童”について取り上げました。

◆小学校高学年の子どもたちの放課後の居場所がない!?

こども家庭庁によると、去年5月の学童の待機児童は全体で1万7,686人。共働きの増加などを背景に学童の需要が高まっていて、定員超過などの理由で利用できないケースが増えています。特に高学年、4〜6年生の待機児童が増えており、9,482人と低学年よりも多く、前年に比べ1,237人増えています。これは低学年の子どもの入所を優先していることが影響していると見られています。

そうしたなか、今年4月に東京・板橋区に新たな施設が誕生。外観は銀行、なかにはATMが並んでいますが、その横のスペースには大勢の子どもたちがおり、壁一面に広がる本棚には約4,000冊の本や漫画が。さらには、さまざまなボードゲームやカードゲームもあります。

こちらは、近隣の小学校に通う4〜6年生が無料で利用可能な子どもの居場所施設「アトリエ・バンライ-ITABASHI-」です。訪れている子どもたちは宿題をしたり、本を読んだり、友達と遊んだり自由に楽しみ、「児童館だと高学年がそんなにいないから遊びにくい」、「ここは同じぐらいの学年で遊べるから楽しい」と評判も上々。

◆“銀行”の跡地を子どもの居場所として有効活用

この場所は、昨年2月まで銀行の窓口として利用されていました。近年、銀行は複数の店舗を1つの拠点に集約するなどしているため、店舗の空きスペースが増加しており、そこを新たに子どもの居場所として活用。

運営する三井住友フィナンシャルグループ社会的価値創造推進部の大萱さんは「高学年の子どもが満足できる居場所が少ない。子どもの居場所と“体験ができる”施設としてオープンさせた」とその背景を語ります。

しかも、施設内には読んだ本が通帳に記帳できるシステム「ブックダイアリー」など、元銀行ならではの仕掛けで新たな知識に出合うきっかけを提供したり、さらには約20社の企業と協力し、子ども向けの体験プログラムを週に2回開催。

食やアート、サイエンスなどテーマはさまざまで、この日は子どもたちがゲームを通じて金融リテラシーの必要性を体験する試みも。また、こども食堂も催され、子ども同士や大人たちとの交流の場にもなっています。

とても充実した施設にモデルでタレントの藤井サチさんは「私(が子ども)のときの学童はこんなにオシャレじゃなかった」とビックリ。ただ、その一方で職員の数は不足していないか案じていましたが、現在は三井住友フィナンシャルグループが全てを負担しており問題ないそう。

ジャーナリスト風間晋さんは、天井が高く開放的な空間を絶賛。

また、元裁判官で国際弁護士の八代英輝さんは「銀行は駅の近くなど最高の場所にある。だから、子どもを迎えに行く親御さんにもすごく便利」と立地的なメリットを挙げる傍ら、「会社のCSR(企業の社会的責任・社会貢献)をどういうふうにしていくかというなかで、インフラをそのまま使ったり、金庫室に連れて行くツアーをするなど、金融リテラシーを高める意味でもすごくいいと思う」とこの取り組みを称賛していました。

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<番組概要>
番組名:堀潤 Live Junction
放送日時:毎週月~金曜 20:00~21:00 <TOKYO MX1>
無料動画配信サービス「Rチャンネル」でも同時配信
キャスター:堀潤(ジャーナリスト)、豊崎由里絵、田中陽南(TOKYO MX)
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/variety/live-junction/
番組X(旧Twitter):@livejunctionmx
番組Instagram:@livejunction_mx

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