睡眠の質が低下、その原因は? 効率よく睡眠をとるための“スリパ向上グッズ”を紹介

2025.11.20(木)

06:50

TOKYO MX(地上波9ch)朝の報道情報番組「Wake Up 7」(月~金曜 7:00~)。最新のトレンドを紹介する「トレトピ」のコーナーでは、睡眠を効率よくとるための“スリパ向上グッズ”を取材しました。

TOKYO MX(地上波9ch)朝の報道情報番組「Wake Up 7」(月~金曜 7:00~)。最新のトレンドを紹介する「トレトピ」のコーナーでは、睡眠を効率よくとるための“スリパ向上グッズ”を取材しました。

◆“秋バテ”が睡眠の質の低下の原因に

記録的な猛暑となった今年の夏。秋に入っても暑い日が続いた影響から、睡眠不足や睡眠の質の低下を訴える人が増加しているといいます。睡眠評価研究機構代表の白川修一郎先生は「今年の東京は3月から10月まで暑い日がかなり続いた。寝苦しくて寝れなくて、睡眠負債を蓄積させる原因になり、それが“秋バテ”につながっている。その秋バテがさらに睡眠の質を悪化させて、睡眠負債の回復をさせてくれない原因になっていると考えられている」と解説します。

こうした傾向は去年から顕著になっていて、去年実施された秋バテや睡眠の質に関するアンケート調査によると、3人に1人が睡眠の質が夏より低下したと回答しています。

そんな中、睡眠を効率よくとるためのグッズが続々と登場しています。

◆ボックス型仮眠スペースで“立ったまま寝る”

まずは、立ったまま寝るボックス型の仮眠スペース「giraffenap」。

頭・お尻・すね・足の裏の4点を固定すると、リラックスできる立ち寝姿勢のキープが可能だといいます。

開発した広葉樹合板・常野さんは「重力に対して垂直方向に寝ることで深い睡眠に入りづらいというデータが示されている。深い睡眠に入らないで浅い睡眠で寝続けた結果、起きた時に頭がボーッとすることなく、シャキッと起きてすぐに仕事に復帰できるのが最大のメリット」と話します。

現在、都内の介護施設や病院、スタートアップ企業などに導入されています。実際に体験した利用者からは「意外とシートと膝の支えで体重をカバーできて驚いた」「立っているのに負荷を感じなくて、無重力状態みたいで面白かった」といった声が。今後、駅や空港などへの設置が検討されています。

◆“睡眠特化型”のワイヤレスイヤホン

自宅や移動中でも使える小型の睡眠アイテムが、今年9月に発売された睡眠特化型ワイヤレスイヤホン「Soundcore Sleep A30」です。

睡眠に最適なノイズキャンセリング機能や、入眠を誘う音の再生、睡眠時のレポート作成など様々な機能を搭載。さらに、充電ケースが家族のいびきを検知すると、いびきの音に合わせて最適な音を自動生成して再生する「いびきマスキング機能」もあります。

約3gの軽さと薄型のため、横向きで寝ても圧迫感や枕との干渉を軽減し、朝までつけたままでも快適に。また、家族と起床時間が異なる人や新幹線など長時間移動する人も、イヤホン単体でアラームをセットして鳴らせるため、周囲を気にせず使用することが可能。

◆起床タイミングをAIが判定してアラームで誘導

さらに、京セラと筑波大学の共同研究によって開発された、最適な仮眠をサポートする「sNAPout」。

こちらは、仮眠したい時にイヤホンを装着し、スマートフォンでアプリを起動して、選択した入眠音を聞きながら仮眠をとるだけで、AIが最適な起床のタイミングを判定してアラームで起床を誘導してくれるというもの。

人間の睡眠サイクルは眠りの深さによって3段階に分けることができ、入眠段階の睡眠段階2に入ってから9分後、最も目覚めが良いとされるタイミングに合わせて起こしてくれます。こちらは来年の商用化を目指して開発中です。

睡眠の質を上げる“スリパの高いグッズ”、皆さんも使用してみてはいかがでしょうか。

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<番組概要>
番組名:Wake Up 7
放送日時:毎週月~金曜 7:00~7:30 <TOKYO MX1>
無料動画配信サービス「Rチャンネル」でも同時配信
番組Webサイト: https://s.mxtv.jp/hodo-sports/wakeup7/
番組X(旧Twitter): @mx_wakeup7
番組Instagram: @wake_up7_mx9

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