家電激戦区の池袋 駅名に大手家電量販店の名前を追記 街の人は…

2025.11.15(土)

10:00

東京・豊島区のJR池袋駅山手線ホームにある駅名の表示板に、11月14日から大手家電量販店の名前が追加されました。

東京・豊島区のJR池袋駅山手線ホームにある駅名の表示板に、11月14日から大手家電量販店の名前が追加されました。

大手家電量販店・ビックカメラが池袋駅前の3店舗をリニューアルすることに伴い、この日からJR池袋駅の山手線ホームに設置されている駅名の表示板には、新たに「ビックカメラ前」と追加で記載されています。また、ビックカメラは池袋が創業の地であることから、JR池袋駅では2024年3月から発車メロディーをビックカメラのテーマソングに変更しています。

池袋駅周辺は東口にビックカメラやヤマダデンキ、西口にはノジマなど、多くの家電量販店が立ち並ぶ「家電激戦区」となっています。そんな激戦区の駅名に「ビックカメラ前」が追加されることについて、街の人に話を聞いてみました。40代の公務員は「プラスではないか。マイナスのイメージは私には全くない」と話し「新しいものがどんどん当たり前になっていけばいい」と話しました。一方で、20代の会社員からは「不平等かなと思う。企業間競争があるのではないか。(私が別店舗の)店員だったらお客さん取られちゃうと思う」といった声や、別の20代会社員からは「ただでさえあの曲はすごく耳に残っている。池袋という有名な駅名に一緒にくっつくとなると『家電=ビックカメラ』みたいになる」といった声も聞かれました。

ビックカメラは「創業の地である池袋の街の発展に寄与していけるよう、今後もさまざまな取り組みを行っていく」としています。

<家電激戦区 他店の反応は?>

池袋駅周辺に多くの家電量販店が立ち並ぶ中、駅名に「ビックカメラ前」と追加されたことについて、他の店舗にも話を聞きました。

ヤマダデンキは「同業者として切磋琢磨し、日本を代表する家電の街として共に盛り上げていく」、ノジマは「池袋の家電マーケットを含め、街全体が盛り上がることを期待している」と取材に対し回答しました。一方、今後、池袋への出店が見込まれているヨドバシカメラは「コメントを差し控える」としています。

RELATED ARTICLE関連記事