JR東海は東京・品川区で進めているリニア中央新幹線のトンネル工事の上にある区道が、高さ最大13センチほど隆起していたことを明らかにしました。付近の工事を中断したと説明しています。

JR東海によりますと10月28日、品川区西品川1丁目付近の区道が高さ最大13センチ・幅およそ10メートルにわたって隆起していることが確認されたということです。現場は今もカラーコーンで囲まれていて、歩道と車道との間に段差が生じています。

現場付近では地下およそ80メートルの場所で品川駅と神奈川県相模原市に設置する新駅を結ぶトンネルの掘削工事をしていて、JR東海は因果関係を調べるとともに工事を一時中断しています。また、品川区の森沢恭子区長はJR東海の丹羽俊介社長に対し、早急な原因究明と地域住民の安全確保などを要請しています。