台風による被害が出ている東京・伊豆諸島の八丈島などに対し、東京都が8億円規模の新たな支援策を打ち出しました。東京都の小池知事は「生活支援、住まいの確保など、当面必要な対策を速やかにスピード感を持って実施する」と発表しました。
小池知事は10月24日の定例会見で、相次いだ台風による被害を受けた八丈島や青ケ島の生活支援として住宅への補償を行うほか、多くの住宅に被害が出ている八丈島には、住まいを失った人のためにキャンピングカーの派遣や仮設住宅の設置を進める方針を示しました。
また、被害を受けた自治体へ財政支援として、災害復旧・復興特別交付金5億円を交付します。これらの支援は予備費から拠出し、合計で8億円規模を想定しているということです。さらに産業の復旧に向けた支援として、被害を受けた農業や水産事業者・中小企業への融資も行います。小池知事は「強靱(きょうじん)な島の生活・自然豊かな生活・子育てに楽しい環境など、ピンチをチャンスに変えるぐらいの思いで、八丈島の皆さんの声も聞きながら進めていきたい」と述べました。





