10月22日明け方にかけて東京・伊豆諸島で線状降水帯が発生する恐れがあることから、先日の台風で被害が出ている八丈島に21日午後3時、再び避難指示が出されました。
台風による土砂崩れなどの被害を受けた地区では、午前中から消防団の人たちが「気象情報や雨の降り方に注意し、自宅周辺に変化があった場合は安全な場所に避難しましょう」と注意を呼びかけていました。
台風で樫立地区の自宅が被害を受けた男性は「天井材が落ち、汚くなってしまった。こんな状態になってしまった」と家屋を案内してくれました。また、断水が続く中で追い打ちがかかる状況に「きつい。笑顔で乗り切ろうと言っているが、へこたれる」と話していました。
午後3時半すぎには雨が降り始め、雨とともに横殴りの風も吹いて、打ち付けるような雨となりました。大賀郷地区の一部地域と末吉地区には避難指示が出され、島内に3つの避難所が設置されました。21日午後6時時点で合わせて25人が避難していて、台風で土石流が発生した末吉地区の住人も避難していました。末吉地区から避難してきた人は「断水している状態でお手洗いが大変。2次災害のことを考えると末吉は怖い」と話しました。
八丈町は住民に対し、今後の雨の降り方に注意し安全な場所に避難するよう呼びかけています。





