東京・足立区が運営する高齢者住宅で緊急通報システムがおよそ5カ月間作動せず警報が鳴らなかったことを受け、足立区は区長の11月分の給料を2割減額すると発表しました。
足立区によりますと区営の高齢者集合住宅で、2023年11月に80代男性の死亡が確認され、その後、緊急通報システムの警報が鳴らなかったことが分かりました。区が調査をしたところ、この年の7月から12月にかけて全室で警報が出ない設定になっていたということです。
現時点では警報が鳴らなかったことと住民が死亡したことの因果関係は不明ですが、足立区は「区民の信頼を大きく失墜させた」などの理由から、区議会の定例会に区長の給料減額に関する条例案を提出しました。条例案では11月分の区長の給料を2割減額するとともに、副区長の給料を1割減額するとしていて、10月20日の区議会定例会で可決されました。





