TOKYO MX(地上波9ch)の報道・情報生番組「堀潤 Live Junction」(毎週月~金曜20:00~)。育児の悩みを解決に導く「トヨサキ育児っと」のコーナーでは、二極化している“子どもの読書力”について取り上げました。
◆子ども読書冊数が過去最多の一方で…
全国学校図書館協議会の調査によると、去年5月の小学4年生〜6年生の1ヵ月の読書冊数(漫画を除く)は、13.8冊で過去最多に。一方で、1ヵ月に1冊も本を読まない子どもの割合が2021年から上昇。子どもの読書力・読書体験が二極化していることが伺えます。

全国学校図書館協議会はその理由について「学習のなかで図書資料や読書が組み込まれなくなった」、「学校で一斉読書の時間が確保しづらくなっている」と分析しています。

この問題に対し、microverse株式会社 CEOの渋谷啓太さんは「なぜ(読書が)習慣化されないといけないのか」と疑問視。「必要があるときは読むし、読みたいものを読めばいい」と持論を述べます。

元裁判官で国際弁護士の八代英輝さんは「私は高校受験で失敗して、往復3時間かかる遠い学校に通うことになり、その時間で1日1冊本を読もうと思って高校3年間続けて1,000冊読んだ」と学生時代を振り返りつつ、「司法試験を受けたとき、唯一役立った習慣は、その本を読む習慣だった」と読書の有用性を語ります。

◆子どもの読書習慣を養う画期的サービス
今回取材した小学4年生のある男子児童は、現在、毎日本を読むことが習慣化しており、電車で出かける際も本を持参するほど。しかし、以前その習慣はなかったそうです。
読書をするようになったきっかけは、読書力向上を支援するオンラインサービス「ヨンデミー」です。これは本を読んだ後に入力する感想をもとに、AIが読書レベルを分析。レベルに合わせて少し難しめの本を紹介してくれるため、どんどん読書力が向上。また、本を読むときのアドバイスや感想の書き方、本の雑学なども教えてくれます。

その男子児童は、「自分から積極的に本を読むようになったし、(読んだ本を)入力したら本棚ができあがっていくみたいでちょっと嬉しくて、どんどん読んでいきました」と感想を口にします。読んだ本をアプリのなかの本棚に集められたり、レベルアップしたりとゲーム要素もあるので楽しみながら読書ができ、「ヨンデミー」を始めて約2年で、647冊もの本を読んだそうです。
このサービスについて渋谷さんは「これはいいと思う。自分の意欲に沿って読めるのはいい」と高く評価。なお、「ヨンデミー」は有料。習い事のひとつとして利用している方もいるそうですが、堀は「子どもだけじゃなく、大人にもいい」と称賛していました。
<番組概要>
番組名:堀潤 Live Junction
放送日時:毎週月~金曜 20:00~21:00 <TOKYO MX1>
無料動画配信サービス「Rチャンネル」でも同時配信
キャスター:堀潤(ジャーナリスト)、豊崎由里絵、田中陽南(TOKYO MX)
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/variety/live-junction/
番組X(旧Twitter):@livejunctionmx
番組Instagram:@livejunction_mx





