マダニ媒介「SFTS」東京都内で初めてイヌへの感染を確認 動物から人へ感染し死亡の恐れも

2025.10.13(月)

10:20

マダニが媒介し、人が感染した場合に死ぬこともある感染症「SFTS」に、東京都内で初めてイヌが感染していたことが分かりました。動物の血液などから人にも感染する恐れがあることから、東京都は注意を呼びかけています。

マダニが媒介し、人が感染した場合に死ぬこともある感染症「SFTS」に、東京都内で初めてイヌが感染していたことが分かりました。動物の血液などから人にも感染する恐れがあることから、東京都は注意を呼びかけています。

東京都はマダニが媒介するウイルス感染症「SFTS」=重症熱性血小板減少症候群について、都内で初めてイヌの感染が確認されたと発表しました。SFTSは人が感染した場合、発熱や嘔吐(おうと)、下痢や意識障害などを引き起こし、致死率は10%から30%とされています。今年はすでに全国の累計患者数が165人と過去最多となっていて、死者が10人以上確認されているということです。

今回感染したイヌはすでに死んでいて、人への感染は確認されていませんが、動物の血液などを介して感染することもあるため、東京都はペットもマダニに刺されないよう、屋内で飼育するなどの対策を呼びかけています。

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