9月25日未明、東京・杉並区のマンションで火事があり、火元の部屋に住む女性など6人が病院に搬送されました。警視庁はモバイルバッテリーから火が出たとみて調べています。

東京消防庁などによりますと25日午前2時前、杉並区阿佐谷南にある5階建てマンションの住人から「モバイルバッテリーから出火した」と119番通報がありました。火はおよそ2時間半後に消し止められましたが、火元となった2階の1室、およそ20平方メートルが焼けました。また、火元となった部屋に住む10代の女性など6人が煙を吸って病院に搬送されましたが、いずれも軽傷だということです。火元の女性は「モバイルバッテリーとスマートフォンをつないで枕元に置いて寝ていたら『ボン』という音がして、バッテリーから火が上がっていた」と話しているということです。
充電中のモバイルバッテリーが原因とみられる火災に、街の人からは「(きょうの火事が)ニュース(記事)に載っていて怖かった。(モバイルバッテリーは)定期的に買い換えようかなと思っている」(50代男性)、「モバイルバッテリーは頭の上(枕元)や身近なところで充電しないように気を付けている」(20代女性)、「落としても駄目だし熱くなっても駄目。怖いなと思うから(モバイルバッテリーは)持たないようにしている」(70代女性)など、さまざまな声が聞かれました。