東京・品川区は区内の警察署と連携し、コンビニエンスストアへの巡回や訪問によって防犯力を向上する取り組みを10月から始めます。これを前に、9月24日に発足式が行われました。

この取り組みは品川区の生活安全サポート隊と区内の警察署の警察官が、区内にあるコンビニの9割に当たるおよそ200店舗を定期的に訪問し、防犯上の助言や情報交換を行うというものです。
10月からの実施を前に24日、警察官と区の職員が巡回を行い「どんなことに注意して仕事をしているか」という質問に、コンビニ店員が「ATMの前で電話をしていたり、携帯電話の画面をのぞき込んでいたり、高齢者がいた場合、レジで声をかける」などと答えていました。
品川区は「顔の見える関係」となることで、店舗側が警察に相談しやすくなることも安全につながると期待しています。コンビニの店長も「呼んでいいのかなと店員が気にしてしまう部分があるので、普段から来ているこの人だったら大丈夫だと思っていれば、心理的なハードルが下がって呼びやすくなると思う」と話していました。