日経平均株価は9月16日まで4営業日連続で最高値を更新しましたが、17日は小幅な値動きとなり、4万4790円38銭(前日比111円89銭安)でこの日の取引を終えました。

前日まで上昇した反動で利益確定の売りに押されたことや、アメリカでの利下げに関する結果発表を控え、投資家の様子見姿勢が強まったためとみられます。取引時間中には一時4万5000円台を付ける場面もありましたが、一日を通して、全体として様子見ムードの強い展開となりました。
この日も取引時間中に一時4万5000円台に乗せるなど、このところ、株高基調が続いています。しかし東京・新橋の街で話を聞いてみると「株価が高くなっているとはいえ、私たちの身近なところではそこまで変わっていない。いろいろな価格が高いと感じているので、よくはなっていないと思う」(20代女性)、「(将来の景気に)全然期待できない。経済が回っていない。一部がいいのだろうが、庶民は全然ピンとこない。物価は毎月いろいろなものが上がって、給料は変わらない」(50代女性)、「日本全体で見ると追い付いていないと思う。全員が感じるところだと、物価が一番上がっていて、しんどいのかなと思う」(20代男性)などといった声も聞かれました。