戸越銀座商店街 猛烈な雨から一夜…復旧を急ぐ

2025.09.12(金)

19:30

東京都内では9月11日午後、記録的な大雨が降り、各地で甚大な被害が出ました。大雨から一夜明け、被害を受けた人たちは後片付けに追われています。

東京都内では9月11日午後、記録的な大雨が降り、各地で甚大な被害が出ました。大雨から一夜明け、被害を受けた人たちは後片付けに追われています。

気象庁によりますと11日、世田谷区で1時間に92ミリ、大田区で88.5ミリという観測史上最大の雨が降りました。また、品川区でも1時間におよそ120ミリの猛烈な雨が降り、立会川が氾濫しました。

短時間の大雨に排水が追い付かず、道路が川のように冠水した品川区の戸越銀座商店街では大雨から一夜明け、一見すると普段と変わらない景色を取り戻しました。しかし通りの角には、大雨の影響で流れて着いたさまざまなものがまとめて留め置かれていました。

商店街では、地下にある店舗が多くの浸水被害を受けました。半地下にある飲食店では店内に雨水や泥が流れ込んだ影響で当日は営業を中止しましたが、12日は朝から床を拭くなどして、お昼の開店に向けて清掃作業に追われていました。店長は「店のことよりもお客に不便をかけるのが心苦しい。精いっぱいのサービスをしようと思う」と話していました。

一方で、しばらく営業を再開できなくなった店もあります。カツサンドなどを販売する「食パンまるや」の店長は「ものの数分で水が膝上ぐらいまで浸水してきて、小麦粉は全部水浸し。クリーニングもしないといけないので、半月ぐらいで営業再開できたらとは思っている」と明かしました。また「きのうぐらいになったら防げないが、簡易的な止水版は用意しないと」とも話していました。この店では冷凍庫などが壊れ、数十万円の被害が見込まれるということです。

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